野球肘の施術をしていて、セルフケアのポイントを見つけました。
肘に故障が生じたとしても、原因は手であったり肩であったり様々です。
先日経験した症例では、指からの繋がりの影響がありました。
投球時にリリースの要となる中指にストレスがありました。
各関節が離れる方向(離開)にストレスを受け、回旋に制限があります。
そこで、セルフケアです。
右投げの場合、左の1~3指で右の中指(爪のあたり)を持ちます。
肘は投げる時に痛みがでる角度が良いでしょう。
次に、軽い力で、左手で右中指から右肘に力が伝わるように押します。
肘に力が伝わる感じが出たら、爪の当たりをネジを回すように動かします。
左右両方向に回し、どちらがかたいか感じます。
動きやすい方に回して、止まったところで10秒。
次に動きにくい方に回して、止まったところで10秒。
交互に3回ずつやりましょう。
ポイントはできるだけ軽い力で行うこと。
1日10セット以上×3日やって、肘の痛みや動き、指のかたさなど何らかの変化があるか観察し、続けるか判断してください。