何十年ぶりの再会~ロンドンにて~
今日のpart
ドキドキしながらスタジオの階段を昇る。
どのスタジオに恩師が教えているんだろう・・・
バレエをしているスタジオ見つけた。
窓越しに恩師の姿が・・・
杖をついていた・・・・
杖をつきながら教えていた・・・
胸がいっぱいになる・・・
時が経ったんだ。
レッスンが終了・・・・
私を覚えていてくれてるのか・・・
声をかける・・・
「もちろん」と言って覚えていてくれた。
バレエなんて何1つ理解もしていなかった私に
時として厳しく指導してくれた・・・
多分そうとう理解不明の私に苛々したんだと思う。
でもちゃんと出来る人出来ない人問わず平等に指導してくれた先生。
この恩師がロンドンでグループを築いて振付していた。
だから私も帰国後自分のグループを結成した。
その頃日本にはダンスグループってなかなか無かった時代
だから珍しがられたんだ。
その何年か後にダンス甲子園とかダンスダンスダンスとかいうテレビ番組で
ダンスグループが急増していった時代。
恩師はこよなく音楽を愛し音楽の話になると止まらない。
それは相変わらずだった。
何も変わらない・・・
杖をついてる原因も聞いてみた。
今の私なら恩師の為に少しは役立つのに・・・・
けれど・・・恩師がダメダメだった私を信じる訳ないよね(笑)
だから自分が今、何を日本でしてるのかは詳しくは語らず
本のミリオンセラーを出せたことだけは伝えた(笑)
びっくりしていた喜んでくれた・・・・
でもきっと信じてない・・・
きっとそんな自分には興味はない・・・
そりゃーそうだよね・・・バレエのプリエでさえ、ままならぬ私だったから。
ずっと生徒のまんま・・・
あの時代の頃の先生は恩師以外スタジオで教えていない・・
なぜ今も指導し続けるのか聞いてみた。
聞く前から答えは分かっていたけど・・・
「教えることが好きだから」と。
そのままだった。
感謝の言葉を伝えられた。
「あなたがいたから今の私がある、ありがとう」
そしたら周りの生徒さんの1人が
「私もあなたと同じなのよ彼がいたから今の私がある」って。
たくさんの方に感謝されてる恩師
私も何十年経っても「指導することが好きだから」と
言い続けたい。
樫木裕実





