傑作です。
メトロポリタン美術館所蔵の一品です。
真黒なドレスと淡い背景に浮かび上がる、
美しい白い肌と美しい横顔が実にすばらしい。
知的であり官能的であり、美しい。
生で見てみたいです。
アメリカ人のサージェントがフランスで発表した作品ですが、
発表当時は相当な酷評を浴びたそうです。
酷評はサージェントだけでなく、モデルのアメリカ人女性までにもおよび、
女性は「社交界一の美女」と謳われていながら、
社交界から姿を消すまでに追い込まれたそうです。
女性も異国のフランスで実力で評価を勝ち取った人なんでしょうから、
そうとうに追い込まれたことでしょう。
なぜここまで酷評されたのか?
↓もともとは右肩の肩ひもは落ちていたそうです。
そう言われると、肩ひもがまっすぐの場合はドレスの胸の部分が不自然です。
肩ひもが落ちているこのエロっぷりは現在のもの以上で、
当時のサロンでは、受け入れられないほどのエロっぷりだったのでしょう。
フランスで画家として追い込まれたサージェントは
イギリスへ行き、画家として成功します。
サージェントは晩年まで、「マダムX」を持ち続け、
二人の故郷のアメリカの美術館に格安で売却したそうです。
売却したときには、肩ひもはあがっていました。
自分のために肩ひもをあげたのか。
芸術のために肩ひもをあげたのか。
女性のために肩ひもをあげたのか。
なぜでしょう?








