2020年8月23日開催の赤穂トライアスロン大会に参戦するにあたり、

Specialized Tarmacをトライアスロンバイクに改造することにしました。

 

 

理由として

前回のジャパンショートトライアスロンにはCanyon Infliteの改造車で参戦していましたが、今年の最終戦となる10月11日開催の大阪城トライアスロンへの参戦を考えると時期的にシクロクロスと被ってしまうため、Canyon Infliteをシクロクロス専用車に戻してシクロクロスの練習をするために、Specialized Tarmacの出番となったわけです。

初めからSpecialized Tarmacを改造しておけばよかったとも思いますが、シートポストの関係でよりポジションが取りやすいCanyon Infliteを選択したわけで、それはそれで理にかなっていたので良かったです。

 

別途記事にしますが、結果的にはCanyon Infliteの改造よりもSpecialized Tarmacの改造の方が速かったです。

Canyon Infliteはシクロクロス&ヒルクライム専用となり、Specialized Tarmacはトライアスロン専用となりました。

 

やはりエアロ性能は侮れません、高速走行のできる上級者はもちろんですが、力量不足のビギナーこそホイールやその他エアロ性能の恩恵が得られると実感しています。

なによりも、同じコースを走行し実際に平均時速にして2〜3キロ違うという結果が物語っています。

 

エアロに関してスプリントディスタンスなら20kmなので大差ないと思いますが、オリンピックディスタンスとなると40kmとなり走行時間も80分近くなります、アイアンマンディスタンスなら80kmで3時間となると僅かなエアロにもしがみつきたくなります。

 

Tarmac トライアスロン仕様のポイント

 

今回の改造は主にハンドル周りだけとなりました。シートステーとシートの交換も考えましたが、まずは現状のまま乗ってみて

必要であれば追加しようという考えです。理由としてはトライアスロン用のサドルの必要性をさして感じないことです。

アイアンマンディスタンスの80km〜180kmとなれば必要性も出てくると思いますが、

これまで使ってきた感じでは必要性は感じませんでした。従って今回は純正のパワーサドルでいきます。

サドル後部のボトルゲージも同様の理由で必要なしと判断しています。

 

 

ハンドル周り

ハンドルもエアロ化+DHバー+Di2スイッチ

とても豪華な仕様になりますが、ジャパンシートトライアスロン赤穂大会に初参加して必要な装備と不要な装備が

はっきりしましたのでオリンピックディスタンスまではこの仕様でいけるというバイクに仕上げていきます。

ハンドルバー交換

S-WORKS CARBON SHALLOW ROAD BAR → Prime Primavera カーボンハンドルバー(400mm)

 

Prime カーボンエアロハンドル

DHバー+リフトアップ

DedaのDHバーを選択した理由は比較的軽量であることとエクステンションが太く握りやすいことです。

リフトアップはそれなりに重要だと考えています、なぜなら下ハンを持った時にエアロポジションを取るためには

ハンドル位置を下げますが、同時にDHバーの位置も下がってしまいます。

DHバーは疲れにくさとエアロポジションの二つの効果を狙っていますので、リフトアップすることでダブル効果を実現できます

 

 

 
 

 

Di2スイッチ

Di2スイッチは断然あった方が良いです、特に風邪の影響を受けるレースの場合には頻繁にシフトチェンジが必要地なりますので

ストレスがかなり違います、そこそこ必須アイテムと言えるでしょう。

 

 

トップチューブバッグ

その他にあった方が良いものとして、トップチューブバッグが挙げられます、補給食や塩タブレット、サングラスなどを

レース中にアクセスしやすい位置にバッグがあるのは大変便利です。できれば防水タイプのものがオススメ

 

 

Tarmac SL6 トライアスロン仕様の完成です

こんな感じに仕上がりました、トライアスロンではペダルに体重を乗せながら漕ぎますので、

サドルは前乗りポジションとなり、体重が掛けやすいように僅かに前傾させています。

今回の作業は全て自分で作業しました、苦労したのはやはりハンドル交換です。

Di2名ところは作業しやすいのですが、油圧ブレーキはエア抜き作業など大変でしたが、ゆっくり落ち着いてやれば

ビギナーでもできる作業です。

 

ホイールはレーシングゼロ CMPTZN DB ディスクブレーキ仕様にしました。ディープリムと迷いましたが、汎用性が高くハブのベアリングの質が高く空走距離が稼げるのではないかと判断したためです。

もちろん予算に余裕があれば、60mm程度のディープリムで良質なハブのホイールを選択したいですが、アイアンマンディスタンスに挑戦できるようになったら購入したいと考えています。

 

 

 

おまけ記事として

自分で油圧ブレーキ周りの作業をする場合の注意点は以下の通りです。

・必ずディスクブレーキパットを外しておく(パッドに油分が付着するとパッドが使えなくなり不要な出費となる)

・エア抜き作業は慌てず2〜3日かけて作業する(簡単にエアは抜けませんし、安全を考えると慎重に時間をかけて)

 

事前に準備したものは以下の工具類です。

 

 

 

 

もし作業中にディスクブレーキパッドに油分が付いて、ブレーキ時の音鳴りが酷い場合は、一度ちかばの峠に登ってダウンヒルしてみてください。だいたい治るとお思いますので慌ててパッドを買わないようにしましょう。

 

別の記事にCanyon Inflite とSpecialized Tarmacのトライアスロン仕様の比較を掲載しています。