ここ数日、空気が乾燥しています。
ヴァイオリンの最適な湿度は、50~60%と言われています。
ヴァイオリンは、木で作られているので、急激な乾燥、冷えは良くありません。
感覚としては、ご自分のお肌と同じくらい、水分が必要だと思ってください。
昨日、楽器店の担当Aさんが教室に楽器を届けにいらっしゃいました。
やっぱり、楽器店でも「朝、乾燥がひどくて大変だった」とおっしゃっていました。
楽器を扱うプロが「大変」と言う季節になります。
実際、大げさではなく、急激な乾燥により楽器が割れたり、横板と表板が剥がれたりするそうです。
もちろん、乾燥している地域で楽器を弾いている人もいます。
でもそれは、徐々に乾燥になれた楽器を使っているので、大丈夫な話。
日本は急激な湿度の差があり、管理を怠らない様にしましょう。
「Studio音」レッスン・ルームでは、一昨日から適度に加湿器をまわしています。
朝・昼・夜とそれぞれ数時間つけています。
ご自分のお肌が乾燥したら、ヴァイオリンの湿度管理も!と覚えておきましょうね。
*既製品の分数ヴァイオリンは、比較的、管理しやすい様に出来ています。
それでも湿度が40%台にはいかない様、注意をお願い致します。
50%切ってしまったら、加湿器を回したり、楽器の(ケースのままですよ!)近くで濡れタオルを干したりしましょう。
4/4サイズを使っている方(特に手作りの良い楽器を使われている方)には、ダンピットの利用をお勧めしています。
次回の「ヴァイオリン選定・メンテナンス」は、ダンピットについて書きたいと思います。