前回の記事→こちら「ヴァイオリン選定☆NKさんの楽器編①」
さて、2台のヴァイオリンが選ばれました。
手前の1台は、機械製の楽器で、このお値段にしては、良い音色でお買い得。ただ、中古で委託の楽器でしたので、楽器屋さんの手が入っていません。
奥の1台は、予算はオーバーですが、頑張れば手が届くギリギリのお値段。そして、メジャーなイタリアやドイツ製ではありませんので、落ち着いています。(イタリア製なんかは、やはりイタリア製と言うだけで、100万円は超えてしまうのですよ。)
音色は、手前の楽器では出なかった、深みがある音。特に、高音も澄んだ音が出ました。
私が弾いた瞬間、「このヴァイオリンだ!」(奥の方)と、すぐに感じました。お父様を見ると、うなずかれています。あー「良い子見つけた!!」と思いました。
NKさんは、ヴァイオリンが好きですし、これからも弾き続けていきます。それを考えると、感情豊かに鳴ってくれるヴァイオリンが合うと思いました。
そして、安めの1台を買って、また物足りなくなって、結局もう1台を買うくらいなら、いま一生モノをとの説明もさせて頂きました。
しかし・・・やっぱり、ヴァイオリン選び、最後は予算との折り合いです。
私には、選ぶところまでしかお手伝いが出来ません。そして、最大限のお値引きを、私の担当にお願いするのみ。陰でコソコソ話すのには、訳があります。本当にギリギリのお値段を出して頂くので、これはもう、駆け引き?に近い感じです。だいたい、私は「また生徒さん連れてくるから、どうにかーーー」とか言いますよ(〃∇〃)楽器店は、自分の所の利益を削って、値段を出してくれるのです。これは、長年のお付き合いができる技ですね(*゜▽゜ノノ゛☆
そして、この楽器(奥の方)、そして楽器ケースも一応選び、候補になりました。
後は、いちどお取り置きして貰い、家族会議をして貰う事にし、楽器店を後にしました。
帰りは、NKさんのお父様が運転する車で、送って頂きました。道中、ヴァイオリンのCDを聴きながら、色々なお話をしました。お父様がクラシックに理解があって、本当に良いなぁと思いました。
音色と値段の差も解ってくださってましたし、NKさんはご両親に恵まれて、音楽を弾く環境にも恵まれてるなと思いました。