古着の撮影機会は多く想定される。高価なスーツ、コート、着物はもちろんだが、ジーンズなどもリサイクル需要が見込まれるジャンルと思われる。本来ならばお客様自身が実物を手にとって材質をチェックすべきとろを、PC画面でいかに好印象を伝えられるか。購入意欲を煽ることが出来れば、撮影は成功と言えるだろう。


(上)トップやや後方、および手前から150Wsモノブロックをデフューズして各1灯。左右から白レフで起こした。

(下)カメラ内臓ストロボではデニム素材の質感、色とも飛んでしまった。安っぽい印象は拭えない。


Studio Domani OFFICIAL BLOG
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ご覧のとおりの湯呑みである。陶器にも色々な形状があるが、このような湯呑みでは全体の色と丸みを表現するライティングは意外に難しい。湯呑み内側へトップから300WSモノブロックを1灯。右サイドから150Wsモノブロックの出力を絞って当て、左側との光量差が2/3EV程度になるように白レフで調整し、本来の丸みを表現した。内側と外側に明暗をつけたことで立体感が生まれ、湯呑みのイメージを引き出すことが出来た。


(上)投機の持つ独特の質感と丸み、美味しくお茶が戴けるような湯呑みが撮れた。立体感が生命線になる。

(下)カメラの内蔵ストロボでは表面の白が飛び、平面的に写ってしまった。強烈な影も発生し安っぽい印象になった。


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いつも持ち歩いているコンパクトカメラ用のポーチ(と言うのだろうか?)を撮ってみた。どこにでもあるようなモノに見えるが、一応DOMKE=ドンケというアメリカンブランドである。個人的にブランド志向というわけではないが、このメーカーのカメラバッグを愛用しているので、つい勢いで買ってしまったのだ。このクラスのポーチを仕事で撮ることは皆無だろうが、同様なサイズの女性用ブランド品なら有り得ると思う。このような素材とカラーでは、布地の質感をどこまでに伝えられるかが重要になる。これぞライティングの見せどころだ。


(上)ストロボ光を拡散させるソフトボックスは必需品。ポーチ表面も手前の影も、あくまでも柔らかく撮影した。

(下)カメラの内蔵ストロボでは柔らかい質感が飛んでしまった。強烈な影が発生し、素材の柔らかさが台無し。


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横浜スタジアムで買ったベースボールキャップを撮った。ここでは布地の質感と色、それに正面に配された刺繍のロゴマークをどこまで表現できるかに重点を置いたライティングを心がけた。表面の柔らかさを表現するために、あくまでもソフトに光を回すことが重要になる。90センチ角の撮影ボックスを使用し、トップから300Wsモノブロック、右サイドからGN36のクリップオンストロボをダイレクトに配することで生地の質感と頭部の丸みを短時間で表現できた。


(上)商品を包み込むようなライティングで丸みと刺繍の質感、独特の色も含めて伝えることができた。

(下)カメラの内蔵ストロボでは頭部の丸みが平面的になり、マイナス補正するも濃紺色が飛んでしまった。


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大須のリサイクルショップで衝動買いした時計。もちろんこんなブランドは知らなかった。購入価格千5百円のチープな時計だが、例のフランクミューラー似のデザインと、マニアックな機械式に興味を惹かれる。ただし日差マイナス5分以上と実用度はイマイチ。だが新品で精度が出ていさえすれば、1万円位で買う人がいてもおかしくない。ケースとブレスはステンレス(たぶん)。文字盤の微妙な質感と、ムーンフェイズ、下部のゼンマイ(と言うのだろうか?)の醸し出す面白さを、撮影時間を出来るだけ掛けずに伝えたいところだ。


(上)180Wsモノブロックストロボ1灯をトップやや後方から。ディフューザーとレフ板でソフトな光を演出した。

(下)カメラ内臓ストロボでは文字盤の質感がメチャクチャ。ケースはドズ黒く写ってしまい最悪な印象になった。


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愛用しているブラウンのシェーバーを撮ってみた。ボディ中央の黒い部分がプラスチック。両端の白っぽいところが金属製のため、この両極端な質感がどれだけ表現できるか撮影前から興味があった。ともかく柔らかい光を創りバランスの良いライティングを施すことが重要になってくる。


(上)300Wsトップライトに加え、ボディの微妙な丸味を出すために左サイドからGN28のクリップオンを使用。

(下)カメラの内臓ストロボでは金属部が黒ずみ、逆にプラスチック部分は質感が飛んでしまった。

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二十世紀の遺物?第二次大戦中にアメリカ軍が採用したと言われ、アルミの削り出しがいかにもマニアックなミニマグライトである。これを撮るには、まずアルミの持つ鈍い光と、この商品の奏でる硬派なイメージを伝えることが大切と思う。どんな撮影にも言えることだが、被写体とする商品を理解する心が無ければ見る者に感動を与えることなど出来るはずもない。このミニマグライトが最新のパナソニック製LED懐中電灯に勝っている部分を見出せないお子ちゃまには、マニアを陶酔させる写真を撮ることなど不可能だろう。


(上)ミニマグライトの持つアルミ削り出しの質感を表現するのは難しい。2灯+3層のディフューザーで防御。

(下)カメラ内臓ストロボでは立体感がベッタリと潰れてしまう。これ以上露出をかけるとアルミの質感が飛んでしまいそう。


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愛用中のコンパクトカメラ・リコーCX1である。ネットオークションで1円でも高く落札されるためには、まず写真の出来栄えが重要だという観点から、ボディのソリッドな質感とレンズのクリアーなイメージをいかに入札者へ伝えられるかにかかっている。ここぞというインパクトが与えられれば、終了間際の入札数アップに繋がることは確実。要するにキレイな写真を載せて印象度を上げ、数あるオークションの中で目立つことが出来るのである。ライティングは例によってトップ後方から150Wsモノブロックストロボ1灯。手前から小型の白レフで光を起こした。


(上)天板と前麺への光量を変えることで立体感を演出している。レンズのクリアーな印象を伝えたい。
(下)カメラの内臓ストロボでは全体が平面的に写ってしまい、ボディも硬すぎる印象になる。


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机の引き出しに仕舞い込んでいたオークリーのサングラスを撮ってみた。まず準備したのは一辺60センチ位でパタパタと四つ折りになる市販の撮影ボックス。これに付属していたグレーの布を敷き、トップよりやや後方から150Wsのモノブロックストロボ1灯でライティング。手前から小型の白レフで光を起こした。


(上)サングラスのフレームに光の筋が入り、オークリーのロゴマークも浮き上がっている。

(下)カメラ内臓ストロボで撮ると全体に黒く潰れ、質感が無くなってしまう。天井照明からの色カブリも気になる。


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