そこで取り上げられていたのが1977年に打ち上げられた宇宙探査機ボイジャー1号。
木星、土星などの外惑星の探査を目的に打ち上げられ、
2012年には太陽系を飛び出し、さらなる遠くを目指しているそうです。
そしてこのヴォイジャー1号にはもう一つの有名な目的があります。
もしいつかどこかで異星人の宇宙船に遭遇したら、メッセージを伝えること。
そのためにヴォイジャーレコードと言われるレコード盤を積んでいます。
レコードというのが時代を感じさせますがCDよりも他の文明の人が再生可能性が
高いのも利点です。
盤面にはレコードの再生方法などと共に、太陽系の位置や人間の男女のシルエットなどが
異星人にも伝わるよう配慮された図で描かれていて、レコードの音声には世界中の音楽や
言語、動物の鳴き声などが納められていて、ポピュラーでは「ジョニー・B・グッド」が入っているそうです。
そしてこのヴォイジャー1号、自分が最も驚いたのは、その耐用年数。
地球との交信は2025年くらいで出来なくなってしまうようなのですが、
その後も宇宙空間を飛び続け、条件が良ければ「10億年」くらいもつそうです。
じ、じゅうおく!!??
小学生かよ!? とつっこまれそうですが、実際にこの計画に携わった
物理学者カール・セーガン博士の言葉だそうです。
ちなみに10億年前の地球はというと、ほ乳類や恐竜はおろか、魚さえもおらず、
ようやく多細胞生物が誕生し始めた頃と言われています。
そんな途方もない時間をこれからさまよい続けるのです。
そんなヴォイジャー1号は現時点で最も遠くにある人工物であるのと同時に、
最も遠い未来まで残る人工物になるのでしょうね。
そして番組後半にはヴォイジャー1号の撮った象徴的な写真として「ペイル・ブルー・ドット」
と言われる写真を紹介していました。60キロ離れたところから撮影した太陽系の
家族写真としての地球だそうで、まるで囲まれた小さな青い点が地球です。
「いかに地球が小さく我々が小さな存在なのかを思い知らされる」
みたいなカール・セーガン氏の長いコメントと主に紹介されてました。
全文は本当に素敵な文章なのでネットで「カール・セーガン ペイル・ブルー・ドット」
とでも検索すると出てきますので興味のある方はぜひ。