イマドキのこうしたリアル追求音源はホントすごいことになってる。
ただ、一見簡単に操作出来るように見えて、一方でどうしても簡単には詰められない部分もあって、例えばこの動画ではギターがオケに対して遅れて聴こえる部分があったりして、こういうのは元のサンプルごとに遅れ方がバラついているので「遅れ」を修正するのが一つ一つ耳で確認しながらの手作業になり膨大な時間と神経を消費することになる。
初音ミクのときも冨田勲氏が「ちゃんと自然に聴こえる」ところまで詰めてたけどものすごい手間がかかっていた。
自分も弦楽打ち込むとき、10数年前は第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロでそれぞれ1トラックずつで済んで、まあ打ち込みっぽいけど 低予算だからさ、ってやってたのが、今じゃそれぞれの奏法ごとに分かれた4トラックずつの合計16トラック要するようになった。オマケに前述のギターと同 じくアタックタイムのバラつき問題ってのがあって、一つ一つのサンプルに対する「遅れ」の調整に膨大な手間をかけている。
確かに技術の進歩によって大人数を必要とはしなくなったけど一人の人間でやる作業が異常に増えてる気がする。これって「合理的な進歩」と言って良いのだろうか?
この時代にあえて一人で打ち込みじゃなく全ての楽器を生演奏をしてしまうジェイコブ・コリアーみたいな奴が一番時代に適応してるのかも知れない。
