ヒナタで咲くまで3
さっき見せた意地悪な顔じゃなく、屈託のない笑顔を向けてきてる陽向くんは、ゆっこの話題に一切触れない。
敢えてあたしからゆっこネタを振るのも躊躇われて、しばらく他愛ない話をしてた。
急に、
「華ちゃんて彼氏いる?」
と問いかけられて、
『いないよ?』
と、不思議そうな顔で答えるあたし。
「そっか。好きな人は?」
『うん、いる。元彼だけどね…』
少しだけちくんとする胸。
やっぱりまだあたしは元彼が好きなんだ。
それ以降、陽向くんはそのネタにふれてこなかった。
その代わり、
「ゆっこちゃんて、俺のこと好きなの?」
なんてなんとも急に!と思わせる一言をあたしに放った。
『え?』
「いや、カズくんに聞いてさ…」
『あ~、そうなんだ!ゆっことカズくんバイト先一緒みたいだしね』
「そ。さっき車降りてって言った時のいやがり方も、尋常じゃなかったなぁって思ってさ(笑)」
陽向くんとカズくんは中学の時から友達で、あたしとゆっこみたいな感じ。
きっと本当に話を聞いてたんだと思って、あたしも素直に話す。
『そだね、好きみたいだよ。嬉しいでしょ?』
「けど、俺ゆっこちゃんを好きになることはないよ。」
あたしの目を見て、彼ははっきりそう言った。
だけど結局話題は変わって、さっきの言葉について何も聞けないあたし。
ひとしきり遊んだ後、陽向くんはあたしに連絡先を教えてと言ってきた。
元彼のことを好きでいても仕方がないとわかってるあたし。
ゆっこには悪いけど寂しかったあたし。
連絡先を教えて、メールしてくれたら返すと伝えて17時くらいにバイバイ。
【今日はありがとう。
俺今晩暇なんだけど、華ちゃん暇?
暇だったら映画見に行かない?】
敢えてあたしからゆっこネタを振るのも躊躇われて、しばらく他愛ない話をしてた。
急に、
「華ちゃんて彼氏いる?」
と問いかけられて、
『いないよ?』
と、不思議そうな顔で答えるあたし。
「そっか。好きな人は?」
『うん、いる。元彼だけどね…』
少しだけちくんとする胸。
やっぱりまだあたしは元彼が好きなんだ。
それ以降、陽向くんはそのネタにふれてこなかった。
その代わり、
「ゆっこちゃんて、俺のこと好きなの?」
なんてなんとも急に!と思わせる一言をあたしに放った。
『え?』
「いや、カズくんに聞いてさ…」
『あ~、そうなんだ!ゆっことカズくんバイト先一緒みたいだしね』
「そ。さっき車降りてって言った時のいやがり方も、尋常じゃなかったなぁって思ってさ(笑)」
陽向くんとカズくんは中学の時から友達で、あたしとゆっこみたいな感じ。
きっと本当に話を聞いてたんだと思って、あたしも素直に話す。
『そだね、好きみたいだよ。嬉しいでしょ?』
「けど、俺ゆっこちゃんを好きになることはないよ。」
あたしの目を見て、彼ははっきりそう言った。
だけど結局話題は変わって、さっきの言葉について何も聞けないあたし。
ひとしきり遊んだ後、陽向くんはあたしに連絡先を教えてと言ってきた。
元彼のことを好きでいても仕方がないとわかってるあたし。
ゆっこには悪いけど寂しかったあたし。
連絡先を教えて、メールしてくれたら返すと伝えて17時くらいにバイバイ。
【今日はありがとう。
俺今晩暇なんだけど、華ちゃん暇?
暇だったら映画見に行かない?】
ヒナタで咲くまで2
オレンジ色の髪の彼は真っ直ぐあたし達のそばにきて、
『運転手さんが待ってるから行こっか』
と、一言。
車に乗って、カズくん(運転手さん)と陽向くん(オレンジくん)に軽く自己紹介をして、カラオケに向かった。
カズくんも陽向くんも歌がうまくて、普通に聴き入ってるあたし。
まだ元彼を好きだったあたしは、ゆっこの恋愛を上手くいかせることだけを考えてた。
明け方の帰り道、陽向くんがあたし達を送ってくれることになって、嬉しそうなゆっこ。
さっと助手席に乗り込む姿は素敵でした。(笑)
ま、おかげであたしは後部座席でひとりぼっちだけどね。
気を遣ってくれた陽向くんはあたしにばっかり話題を振ってきて、おまけにゆっこを先に送り届けると言い出す。
『あたしを先に送って?』
こんな申し出は、
「もうゆっこちゃんち前だから」
なんて強引な言葉で却下されてしまった。
彼はどれくらいの時間説得したかな。
本当に、本当に嫌そうにゆっこが車から降りた。
あたしは途中どうでもよくなってて、あと5分この状況が続くなら歩いて帰ろうなんてちっちゃい決意をしてたとこ。
ほんのちょっと、嫌味のこもった
「早く送ってあげてね」
の言葉を聞いて、顔を上げてゆっこを見た。
作り笑いだ。
あたし、どうしよう(笑)
そんな時また陽向くんが一言。
「華ちゃん助手席きなよ」
おにーさーーん!!
火に油を…ドバッと注いでくれちゃいました(・∀・)
もうどうにでもなれって、むしろどうでもいいわって感じで助手席に移動するあたし。
ゆっこにバイバイって手を振った瞬間、アクセルを踏み込んだ陽向くん。
驚いて彼の方を見たあたしに、意地悪な笑顔で一言。
「まだ時間大丈夫だよね?
俺、ゆっこちゃん帰したかっただけだから。」
もう車は走り出してる。
………おにーさーーん。
『運転手さんが待ってるから行こっか』
と、一言。
車に乗って、カズくん(運転手さん)と陽向くん(オレンジくん)に軽く自己紹介をして、カラオケに向かった。
カズくんも陽向くんも歌がうまくて、普通に聴き入ってるあたし。
まだ元彼を好きだったあたしは、ゆっこの恋愛を上手くいかせることだけを考えてた。
明け方の帰り道、陽向くんがあたし達を送ってくれることになって、嬉しそうなゆっこ。
さっと助手席に乗り込む姿は素敵でした。(笑)
ま、おかげであたしは後部座席でひとりぼっちだけどね。
気を遣ってくれた陽向くんはあたしにばっかり話題を振ってきて、おまけにゆっこを先に送り届けると言い出す。
『あたしを先に送って?』
こんな申し出は、
「もうゆっこちゃんち前だから」
なんて強引な言葉で却下されてしまった。
彼はどれくらいの時間説得したかな。
本当に、本当に嫌そうにゆっこが車から降りた。
あたしは途中どうでもよくなってて、あと5分この状況が続くなら歩いて帰ろうなんてちっちゃい決意をしてたとこ。
ほんのちょっと、嫌味のこもった
「早く送ってあげてね」
の言葉を聞いて、顔を上げてゆっこを見た。
作り笑いだ。
あたし、どうしよう(笑)
そんな時また陽向くんが一言。
「華ちゃん助手席きなよ」
おにーさーーん!!
火に油を…ドバッと注いでくれちゃいました(・∀・)
もうどうにでもなれって、むしろどうでもいいわって感じで助手席に移動するあたし。
ゆっこにバイバイって手を振った瞬間、アクセルを踏み込んだ陽向くん。
驚いて彼の方を見たあたしに、意地悪な笑顔で一言。
「まだ時間大丈夫だよね?
俺、ゆっこちゃん帰したかっただけだから。」
もう車は走り出してる。
………おにーさーーん。
ヒナタで咲くまで1
あたし達の出逢いは、あたしが高校2年生の夏。
同じ学校の彼氏と別れて2ヵ月目。
バイト中のあたしの携帯に、ゆっこからメール。
【前も華誘ったんだけど、好きな人と遊びたいからついてきて('-^*)】
バイト後に話を聞いてみると、ゆっこは好きな人とその友達と遊びたいらしく、女1人は嫌だからあたしを誘った…ということで。
確かに前誘われた時は彼氏がいて断ってて、今回も断るのは悪いし、ゆっこの好きな人も見たいなぁってことで急いで支度をすることになった。
待ち合わせ場所はあたしのバイト先のコンビニ。
時間は23:30
コンビニの前に停められた白いセダンからおりてきた、オレンジ色の髪をした長身の男の人。
彼との出会いで、あたしは変わった。
同じ学校の彼氏と別れて2ヵ月目。
バイト中のあたしの携帯に、ゆっこからメール。
【前も華誘ったんだけど、好きな人と遊びたいからついてきて('-^*)】
バイト後に話を聞いてみると、ゆっこは好きな人とその友達と遊びたいらしく、女1人は嫌だからあたしを誘った…ということで。
確かに前誘われた時は彼氏がいて断ってて、今回も断るのは悪いし、ゆっこの好きな人も見たいなぁってことで急いで支度をすることになった。
待ち合わせ場所はあたしのバイト先のコンビニ。
時間は23:30
コンビニの前に停められた白いセダンからおりてきた、オレンジ色の髪をした長身の男の人。
彼との出会いで、あたしは変わった。