を、川越駅近くの無料駐輪所に置いて、駅まで歩く。
駅のホーム前に、妙に真っ赤な服を着た3人が待っていた。シオリに、ジュンイチ、マイだ。
「地元のくせに、遅いぞ」
黒のニットを被ったジュンイチに言われる。僕は目立たないように人気のない道を選んで遠回りしてきたのだ。
「……」
その横にいたシオリは、僕の姿をじっと見ていた。
「何か、いつもユニフォームが青だから、二人が赤いユニフォームを着てるの、新鮮だね」
そう言われる。
「いや、僕は君がそういう格好している方が新鮮なんだが……」
「――今日、家族にも同じ事を言われたわ。えへへ……」
僕達が着ているのは、浦和レッズのサポーターが着ているレプリカユニフォームだ。バーバリー ダウン
昨日ユータがそれぞれのサイズに合わせてくれたものだ。この時間帯、大宮駅より先は、このユニフォームを着た人が沢山いるから、かえってこれを着ている方が、人ごみに紛れて目立たない、ということで着ている。勿論僕とジュンイチは、ニットを被って顔を分かりづらくしているけれど。
普段綺麗めで、白とか、淡い色の格好を好むシオリが、こんな暖色を通り越した真っ赤な服、しかもユニフォームを着ているのは、何だか変な感じだった。
「しかし、このユニフォーム着てたら、レッズの応援をしないと目立っちゃうな。だが、僕も応援の仕方、全然わからないんだが」
「あ、私、一応パソコンで調べてみたんだ。これ」
そう言って、シオリはプリントした紙を、僕達に各自配る。それを広げると、応援歌やら、肩を組んだり、手を上げたりするタイミングなどが書かれていた。
「……」
一緒にいるようになる前から、少し予感はあったのだけれど、シオリはサッカーへの造詣が、並みの女の子より数段深い。海外サッカーにも精通していて、戦術に対する知識もある。どうやらサッカー自体がかなり好きなようだった。一朝一夕のはまりようではない。
「ま、ここで立っているのもなんだ。埼京線は本数もそんな多くないし、burberry prorsum
早めに行こうぜ」
ジュンイチの号令で、僕達は早速切符を買った。
川越は埼京線の始発なので、席も空いている。シオリとマイを椅子に座らせ、僕とジュンイチはその前に立った。目の前に座るシオリの姿を見て、こうしてシオリと電車でどこかに行くのが、4ヶ月振りだと思い出す。初めてのデートの時も、こうして僕がシオリを座らせて、僕が前に立ち、東京へ行ったのだ。
電車は動き始める,Kate Spade。
「でも、私達ヒラヤマくんから、このユニフォームはもらったけど、チケットの類は何も持ってないのよね。本当に入れるのかな?」
走行中に、マイがそう言った。
「あぁ、一応スタジアムに着いたら、バーバリーブラックレーベル
関係者用駐車場の警備員にこれを見せろって言われてるんだ。それで観戦するために、簡単な条件をクリアすれば、タダで試合が見られるってよ」
そう言ってジュンイチは、どうやらスタッフIDのような、ポストカード大のカードをポケットから出した。
「その条件って、一体何だと思う?」
マイが僕に聞いた。最近先読みの精度が上がっていると言われる僕なら、何でもわかると思われているのか。
「さあな、少なくとも、僕かジュンイチでないと駄目な条件だろう。二人はそれが終わるのを待っていればいい」
今の僕はそれくらいしかわからない。生憎僕は仙人じゃない。
「それより、今日のユータ、多分かなりいい試合すると思うぞ。それに期待してろよ」
ユータはもう、浦和レッズに合流して、練習を終えて、スタジアム入りをしている頃だろう。だから僕達とは別行動。
ユータは今日の試合、先発が濃厚らしい。Jリー
