【ローマ福島良典】イタリア当局が1990年代前半にシチリア島のマフィアと裏取引していたとされる疑惑の裁判が28日、ローマで開かれ、ナポリターノ大統領(89)が、検察側の参考人として証言した。現職大統領の法廷証言はイタリア史上初めて。シチリア島パレルモの重罪裁判所の管轄だが、ローマ中心部の大統領府に法廷が特設された。
裁判の被告はマンチーノ元内相、シチリア・マフィア「コーザ・ノストラ」の元ボス、サルバトーレ・リイナ被告ら10人,グッチ帽子。
イタリアでは92~93年にマフィアによる爆弾テロや要人暗殺事件が相次いだ,グッチ帽子。検察側は、事態の鎮静化を急ぐ政治家や警察当局がマフィアのボスとの間で、厳罰緩和と引き換えに攻撃を停止させるという裏取引をしたと主張している,グッチ帽子。
マンチーノ元内相は裏取引に関わっていたとされるが、起訴内容を否認している。当時、下院議長だったナポリターノ大統領はマフィアの標的だったとされ、検察側は大統領が裏取引を耳にしたことがあるのではないかと見て証言を求めた,グッチ帽子。
証言に同席した弁護士らによると、大統領は「当時、(当局とマフィアの間の裏取引の)合意については知らなかった」「この件では傍観者だった」と答えたという。証言は非公開で「特設法廷」となった大統領府の大部屋に報道陣の入室は認められなかった。