いよいよ来週からマーク・カフェル博士の
エニアグラム・ワークショップ が始まります。
以前の記事にも書きましたように、講師のマーク・カフェル博士はロルファーです。
ロルファーがなぜエニアグラムを?という疑問をいただきましたので、
ロルフィングの歴史を含めたその関係を少し。
アイダ・ロルフ博士は筋膜に着目し、それが人の身体にどのように影響を及ぼすか、
優れた洞察力とリテラシー能力を用いて、試行錯誤しながら模索していました。
ストラクチュラル・インテグレーション としては、まだ確立されてはいなかったものの、
すでに驚異的な施術をする女性として評判になっていたので、
60年代のヒューマンポテンシャル運動のメッカであったエサレンで
中心的な人物だったフリッツ・パールズの目に留まり、ビック・サーへと招かれます。
そこで、さらに実践を重ね、いよいよストラクチュラル・インテグレーションが確立されていきます。
その頃、すでに彼女のセッションを受けた人たちは”ロルフィング”と呼んでいたらしいのですが、
ロルフ博士自身は気に入らなかったようで、ヒューマン・インテグレーションとか
いくつか考えた中で”ストラクチュラル・インテグレーション”と名づけ、
ロルフィングという愛称をしぶしぶ認めたのはずっと後のようです。
ロルフ博士は自分の専門である生化学だけでなく多分野に渡る知識・経験を得ていたようで、
ストラクチュラル・インテグレーションを練り上げる中でも、洋の東西にかかわらず、
あらゆる有効と思われる手段を咀嚼、吸収し、そのエッセンスを取り入れました。
そして、第1次G.S.I.(ロルフ・インスティテュートの前身)以前に指導したロルファーは
さらにロルフィングを深めるために各々”指令”を受けていたようです。
その中で、心理学者であったカフェル博士はアリカ研究所へ派遣され、
エニアグラムを学ぶことになります。
しかし、カフェル博士はアリカ研究所でエニアグラムを学ぶというよりも、
オスカー・イチャーゾとエニアグラムのさらなる研究をしていたようです。
また、同時にアリカ研究所でロルフィングを教えることもしました。
そんな役割分担の中で、ロルフ博士が直々に選んだ最初の
ロルフィングインストラクターであるエメット とピーターは
ベーシック10シリーズをアイダが教えたそのままに、忠実に受け継ぐことを使命とし、
80年代後半から、革新的な雰囲気が強くなったロルフ研究所をは離脱し、
第2次Guild for Structural Integration(G.S.I) を設立します。
また、昨年来日したエド・モーピンもそんな一人で「あなたは本を書きなさい。」といわれ、
長年の実践の末、”A DYNAMIC RELATION TO GRAVITY” (和訳あり)を記します。
さて、ロルフィングは完璧ではありません。
ロルフ博士自身、まだ始まったばかり、と言っています。
彼女亡き後、どれほどの進歩発展を見据えていたのかはわかりませんが、
エニアグラムにもあるような数の神秘にも多分に興味を示していたことは確かなようです。
そして、カフェル博士の研究したエニアグラムは
イチャーゾが教えるために整理する以前の内容もあり、
また、ロルファーであり心理学者でありというバックボーンから
エニアグラムをあらゆる角度から理解しているものと期待しています。
兎にも角にも、楽しみなワークショップです!
では、また。
エニアグラム・ワークショップ が始まります。
以前の記事にも書きましたように、講師のマーク・カフェル博士はロルファーです。
ロルファーがなぜエニアグラムを?という疑問をいただきましたので、
ロルフィングの歴史を含めたその関係を少し。
アイダ・ロルフ博士は筋膜に着目し、それが人の身体にどのように影響を及ぼすか、
優れた洞察力とリテラシー能力を用いて、試行錯誤しながら模索していました。
ストラクチュラル・インテグレーション としては、まだ確立されてはいなかったものの、
すでに驚異的な施術をする女性として評判になっていたので、
60年代のヒューマンポテンシャル運動のメッカであったエサレンで
中心的な人物だったフリッツ・パールズの目に留まり、ビック・サーへと招かれます。
そこで、さらに実践を重ね、いよいよストラクチュラル・インテグレーションが確立されていきます。
その頃、すでに彼女のセッションを受けた人たちは”ロルフィング”と呼んでいたらしいのですが、
ロルフ博士自身は気に入らなかったようで、ヒューマン・インテグレーションとか
いくつか考えた中で”ストラクチュラル・インテグレーション”と名づけ、
ロルフィングという愛称をしぶしぶ認めたのはずっと後のようです。
ロルフ博士は自分の専門である生化学だけでなく多分野に渡る知識・経験を得ていたようで、
ストラクチュラル・インテグレーションを練り上げる中でも、洋の東西にかかわらず、
あらゆる有効と思われる手段を咀嚼、吸収し、そのエッセンスを取り入れました。
そして、第1次G.S.I.(ロルフ・インスティテュートの前身)以前に指導したロルファーは
さらにロルフィングを深めるために各々”指令”を受けていたようです。
その中で、心理学者であったカフェル博士はアリカ研究所へ派遣され、
エニアグラムを学ぶことになります。
しかし、カフェル博士はアリカ研究所でエニアグラムを学ぶというよりも、
オスカー・イチャーゾとエニアグラムのさらなる研究をしていたようです。
また、同時にアリカ研究所でロルフィングを教えることもしました。
そんな役割分担の中で、ロルフ博士が直々に選んだ最初の
ロルフィングインストラクターであるエメット とピーターは
ベーシック10シリーズをアイダが教えたそのままに、忠実に受け継ぐことを使命とし、
80年代後半から、革新的な雰囲気が強くなったロルフ研究所をは離脱し、
第2次Guild for Structural Integration(G.S.I) を設立します。
また、昨年来日したエド・モーピンもそんな一人で「あなたは本を書きなさい。」といわれ、
長年の実践の末、”A DYNAMIC RELATION TO GRAVITY” (和訳あり)を記します。
さて、ロルフィングは完璧ではありません。
ロルフ博士自身、まだ始まったばかり、と言っています。
彼女亡き後、どれほどの進歩発展を見据えていたのかはわかりませんが、
エニアグラムにもあるような数の神秘にも多分に興味を示していたことは確かなようです。
そして、カフェル博士の研究したエニアグラムは
イチャーゾが教えるために整理する以前の内容もあり、
また、ロルファーであり心理学者でありというバックボーンから
エニアグラムをあらゆる角度から理解しているものと期待しています。
兎にも角にも、楽しみなワークショップです!
では、また。
