愛犬の柴犬［八子］に、おもわず感動しました。

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先日、飼猫が、享年22歳5ヵ月で、亡くなりました。

最後の1ヵ月は苦しそうでしたが、本当に元気で長生きな一生を全うしてくれて「お疲れさま。ありがとう。」と感謝の気持ちで一杯になりました。勿論、妻と二人で随分悲しみましたが、ささやかながら、お通夜とお葬式をあげまして、知人も数人参加してくて、かなりすくわれました。
今回は、亡くなった猫の「みーちゃん」が居なくなってからの、エピソードをお話したいと思います。



先日、テレビで「忠犬ハチ公物語」のハリウッドリメーク版の、「HACHI」が放映されていました、奥さんが録画していてくれたので、後日夫婦で拝見しました。
亡くなった、大好きなご主人をいつまでも探し、待ち続ける、秋田犬の感動のお話で、解っているけれども、泣けて来るお話でした。（ペットを飼っている人にはたまりません・・・）

我が家でも、柴犬を、飼っています（ちなみに名前は、8月生まれの八子）私は、デザイン関係のお仕事をしているので、良く妻や、知人に、「もっとお洒落な名前をつければ良いのに...」と良く言われます。.....が、私も、おそらく彼女（八子）も気に入っているはずです。名前を考える時に、子供の頃見た映画の「忠犬ハチ公」を思い出し、偉大な先輩から、名前の呼び方（音）は頂きました。

その八子さんが、久しぶりに奥さんと二人で、夜、散歩に出かけた時、通常散歩のコースにしている道が幾つか有るのですが、その日は珍しく、逆方向に、珍しくリードをグイグイ引っ張り、進んで行くので、「どうしたの？」と聞きながらも、彼女に引かれるまま、夫婦でついて行きました。

八子が好きな、ドックランに遊びに行く時と方向も違うし、私ではなく奥さんが散歩をしている時は、リードをグイグイ引っ張る様な事は有りますが、こんな事は初めてでしたし、方向もいつもと違うので、どこへ行くのか？奥さんと二人、不思議な気持ちでついて行くことにしました。

八子は、必死に、キョロキョロ...クンクン...と繰り返しながら、歩く事20分程、着いた場所は、動物病院でした・・・。　見ると奥さんは涙を浮かべてうずくまってしまいました。奥さんに訳を訪ねると、

生前、末期がんになっていた、猫のみーちゃんをつれて通っていた動物病院で、2回だけ八子もつれて来た事があったそうです。居なくなったみーちゃんを八子は探しに来ていたのです。

八子が初めて我が家に来た、子犬の頃から家に居たみーちゃんは、彼女の絶対的なお姉さんで、八子は、みーちゃんが大好きでした。いつも着いて回り、ご飯の時もみーちゃんの後ろに並んで、ご飯を待っていて、私たちが外出の時も、いつも一緒。　帰って来ると、玄関で、二人並んでお出迎えをしてくれていました。本当に仲良しでした。

その大好きなみーちゃんが、今迄、居なくなる時間が、妻が病院に連れて行くその時間だけで。
その行き先を、八子は2回の通院で覚えていて、みーちゃんを一生懸命探していたのです。

帰ろうとして引っ張っても、帰ろうとしない、八子の側で、奥さんと二人で、抱き合い泣いてしまいました・・・。　嘘の様な話ですが、次の日も、次の日も散歩に出かけると、病院の前でみーちゃんを待っています。

彼女は、一生みーちゃんを探して、待っているのでしょうか？

その度に、涙がこらえきれない様な気持ちになります。



八子も寂しがっているのかなと思いました。私たちにとっては、ハリウッドを超えた、最も泣ける、我が家の「忠犬“八子”物語」です。














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