Welcome To The Jungle☆ -25ページ目

”『一番強い武器』”

金の切れ目は☆


9月9日17時53分。
殿様のお友達が亡くなりました。

とはいえ齢80を過ぎているし、先に旅立たれた奥さまが待ち構えているであろう方なので(笑)

あ。ここから長文及び愚痴記事になりますので、そういうのが苦手な方や興味のない方はご退室お願いします。

その亡くなったお父さんの息子さんがふたり。
お父さんと殿様が仲がよかったので、お母さんが亡くなる前も後も殿様がいろいろと気にかけていたのですが

弟の方は足に障害があり、そして少し頭が遅いところもあり、口も重いのですが仲良くなるとニコニコとする、そしてお父さん似の強面なイケメンさん。
働き者で、毎日毎日杖をつきながら駅までの坂を上がり、障害のある足が痛む日も熱がある日も毎日毎日「自分が家計を支えないと」と仕事に通っていて

お兄ちゃんの方はと言うと

卒業して、1度中華料理店に就職したものの、人間関係がどうとかですぐに辞めてしまい、以来引きこもりを続けていて

40歳過ぎてもお母さんが大好きで、母親が死ぬならその前に自分が死ぬ…とか言う、120kg越えのマザコン君で、愛想もない。

お母さんもそうだったのですが、そのマザコン君も母親に似たのか口癖が常に「金がない」。

うちの殿様が手術の時も、見舞いに来て待ってる間に最初に聞かれたのは「ここの病院の保証金っていくらなんですか?」

まぁ、そんな金の亡者的なやつですが、殿様は時々コンビニのイートインですが、お父さんがデイサービスの時にお茶に誘い、ごはんに呼び。

それでも私が不思議だったのは、常に金がない金がないと言っている割には体重が減らない。いや、むしろその前に会った時より育ってないか?!という…

私、ホテルのフロント業務してた時に生活時間の不規則と24時間勤務のストレスで(しかも私の店舗は中途半端な歓楽街の端にあって、その筋のお兄さんや風俗のお姉さんたちにもしょっちゅうご利用頂いていた)7年で20kgも育ってしまったのですが

大病して仕事を辞めて、働かずにパチスロ三昧の殿様抱えてマックスにお金がなかった時

2ヶ月で18kg痩せましたからね。

その経験があるので、そんなにお金がないなら少しでも痩せるのでは?と思うのですが(笑)

まぁ、何かにつけて殿様がご馳走してるのですが

前にちょっとしたお祝い事があって、殿様とお兄ちゃん(mk君とします)が飲みに行く事に。私も殿様に誘われたのですが、殿様に余計にお金を使わせるのもと思い家で留守番をしていると、殿様から電話が来て「いつものコンビニのイートインにいるからお前も来いよ」と。
とりあえず食べようと思っていたカレーを中止してイートインに行くと、mk君がコンビニのカツ丼かなにかを無心に食べてる。喫煙コーナーの殿様に「あんまり食べなかったの?」と聞くと「いや、けっこう食べたよ」
まぁ、殿様の事だから「足りなかったら何か食えよ」と言ったのだろうけど、私が先にテーブルに行くとmk君、雪だるまみたいにふくれあがったお腹をさすり、ゲプッとした後ひと言
「あ~、食い過ぎた」
は?なに、食い過ぎるほど食ったんだ?と、少し不愉快になり。

それだけではなく、昨年も殿様と私とmk君が駅前に行く用事があって、私はmk君が好きではないので用事の後に駅で待ち合わせをした時に、お昼時だったので殿様が「飯でも食うか」とファミレスに。
殿様が「何でも好きな物を食えよ」と言うと

mk君、トンカツ定食のページをガン見。食べたいけど、高いから他のにしようと言いつつ、トンカツのページから動かない(笑)
私も殿様ももうオーダーは決まっていたので店員さんを呼んでmk君のトンカツ定食を注文。
オーダーしたものが揃って頂きますのあと、mk君が「今、血圧も高くてコレステロールも高いから、こういうのは食べないようにしてる」と。
じゃあ、他のをさっさと自分で頼めばよかったのに。と、更に不愉快に(笑)

ドリンクバーもつけなかったので殿様が「じゃあコーヒーでも飲みに行くか」といつものコンビニに入り、「コーヒーでいいか?」と聞くと、「俺はこれで」と、トクホのお茶を取り、しかもそれを殿様に渡す始末。

さすがに私も殿様も頭に来て、もう2度と誘うのやめようね。と(笑)

それからコロナの事もあったりして、しばらく連絡もしていなかったのですが

今月の5日頃、近所のおじさんから「mk君のお父さんが全身ガンになったんだって。年齢的にも手術も無理だし抗がん剤もできないらしいよ」と話が。

翌日、スーパーでmk君と会ったので「お父さんどお?」と言うと、「あ。話聞きましたか」と延々スーパーの中で10分以上も話されて

翌日、近所のおじさんが「夕方にでもmk君の家に行ってみようと思うんだけど、一緒に」と殿様に言いに来て、mk君はうちの殿様以外は絶対に家に入れないので結局いつものコンビニで殿様と近所のおじさん、mk君。
私はそこで友達がふたり偶然に来たので喫煙コーナーに退避(笑)

私の友達がひとり帰ったところで殿様が来たので、帰ったの?と聞くと「あいつ(mk君)、ふてくされて帰りやがった」

えぇ~何で?と聞くとまた例のごとく金がないから始まって、どうやら生活保護の申請をしに区議さんと行ったけど何も言わない役立たずだとか、どうせオヤジは死ぬからみたいな事を言った時に殿様が「まだ生きてるんだから、そんな事言うんじゃない」と怒ったらしい。そしたらプイッとふてくされて挨拶もせず帰ったと。

そしてそんな帰り方をした翌朝6時過ぎ。
殿様のスマホに着信。殿様も私も寝ていて出ないと、今度は私のスマホに着信。

殿様がかけ直すと「オヤジが急変したと連絡があったので、一緒に病院に来て欲しい」と。
可哀想に殿様、起き抜けは悪い足が痛むのでタクシーで病院まで。
結局タクシー代が5000円近くかかったらしく、mk君は財布を出したものの中を見ながらお金を出すそぶりがないので殿様がタクシー代を払い

コロナの事があるので本来面会はできないはずが、殿様の生粋の人懐こさで婦長さんにお願いして、ガラス越しに顔も見られて声をかけると目を開けてくれたと。

その後、mk君が「のど乾きましたね」と言うので「後ろに自販機あるぞ」と言うと、自販機のところで自分だけお茶を買って飲んでいたと。

頭にきた殿様は先に帰宅。

夜、またmk君から電話でオヤジが亡くなったと。そして通夜なしで葬儀は土曜日の15時から。
そして最後に

20万貸してくれないか?と。

殿様も怒って「うちだって俺もうちのもいっぱい病気しててギリギリで生活してるんだよ!貸せるわけないだろう!」と言うと、じゃあ親戚に聞いてみます。と。

その後、いろいろ力を貸してくれていた元区議の奥さんと殿様が話し、みんな亡くなったお父さんと奥さんの人となりを知っているので少人数で。
どうせ喪主も喪服じゃないだろうから普段着でということに。

そして私、十数年ぶりに喪服を着たら…育っていてファスナーが上がらず(笑)

殿様は黒のスラックスと白のカッターシャツを買いに
私も黒のカットソーと靴を買いに。

当日、私と殿様は元区議の奥さんとタクシーで式の40分くらい前に斎場に。
30分前には参列する人みんな揃ったのに喪主が来ていない!
殿様が電話するとまだ家だと言う。
殿様が「なにやってるんだ!早く来ないと式は遅らせられないぞ!」というと、今からタクシーで行きますと。

到着がギリギリ5分前。
mk君は色の褪せた黒なんだかグレーなんだかわからない色のヨレたTシャツ。
弟のmy君は黒だけど胸に白の大きなロゴ入りのTシャツ。

でも、お父さん穏やかないいお顔でした。
最愛のお母さんに、やっと会えるもんね。

そしてお父さんがお骨になるのを待ってる間、ラウンジで嫌だけどmk君と同席に。
mk君、支払いを済ませて着席すると開口一番殿様に「初めて借金しましたよ」
誰も何も言わず

斎場来ていたどこのご家族も参列者は10人程度で

区議の元奥さんがタクシーの手配をしてくれて

mk君はありがとうございましたも言わず弟とタクシーに乗り

ちなみにmk君が生活保護を受けられなかった理由は

もちろん1度申請して、判子を押すだけまで行ったけどお母さんが断ってしまったのもあるのですが

mk君の家は貯金があるので、貯金を使い果たさないとダメで
弟さんの保険も解約しないとダメだと言われた時に

「弟の保険は解約したくない。」
「貯金は生活費だから手をつけたくない」

ねぇ、生活保護って生活費がない人が受給するんだよ?
生活費があるのに生活保護を申請って、生活保護費はお小遣いじゃないんだよ?
そういう人がいるから、本当に苦しくて受給してる人が肩身の狭い思いをするんだろうな。

お父さん。
命がけでいろんな事を教えてくれたね。
ありがとう。
お母さんと天国で仲良くね。

心からご冥福をお祈りいたします。

そして

こんな愚痴記事に最後までおつきあい頂きありがとうございました。

福井県☆

今朝、9時10分頃、福井県で震度5弱の地震がありましたね。

震源地 福井県嶺北
マグニチュード5.0
深さ10km
最大震度5

朝ごはんの支度のピークの時間は過ぎているであろうけど、まだまだ調理中のおうちもあったろうし

何よりも怖いですよね。

私、福井県には知り合いがいないし(ブロ友さんがいたらごめんなさいね)
福井県(に限らずですが)行ったことがないので土地勘がないのでアレすが

おそらくまだ予震があるかもしれないし
避難所生活になったとしても、このコロナのご時世で心も休まらない事と思いますが

そして九州地方は大きな勢力の台風10号。

地震もそうですが台風も、当該地域の皆さん
天災は甘く見ずに、命を守る行動を心がけて下さいね。