投稿者 :FUNAYAMATOSHIE on 2021年10月4日

 

旅の相棒として活躍するバイクですが、小回りが利いて身軽な代わりに、車と比べると一度に持ち運べる荷物が少ないという悩みがあったりもします。

どの大きさのバイクでも、必要最低限の荷物は持っていきたいものです。

特に長距離のツーリングなどでは、簡単な修理道具なんかも持っていきたいところ。

そこで今回は、バイクの大きさ別にどんな大きさのパニアケースやペリカンケースを取り付けることができるのか?というのをご紹介していきたいと思います。



バイクにペリカンケースをつけたい!どこにつける?

バイクに新しく収納できるケースをつけるという時に、まずは考えるのが「どこにつけようか?」となります。

バイクの大きさによって、パニアケースをつけられる場合とリアにしかつけられない場合があります。


パニアケースをつけられる大きさに余裕のあるバイクに乗っている場合、左右にバッグやペリカンケースをつけることができるので持ち運びできる量は単純に倍以上になります。

リアにしかつけられない場合を考えても、つけるケースの大きさによっては想定しているよりも多くの荷物を持ち運びできるようになります。

バッグやペリカンケースを付ける場合の、バイクの大きさの目安としては、小型バイクまではリヤケース、それ以上の大きさのバイクならばパニアケースが最適、といった風に大まかにわけることができます。



パニアケース?リヤケース?

パニアケースとはバイクの側面に専用の器具をつけて新しくバッグやボックスをつけられるようにしたもので、ツーリングをしている人などが良くバイクの側面にバッグなどをつけている場所です。

リヤケースとは、バイクの背面にバッグやボックスをつけている場所になります。よく原付バイクの方などがヘルメットケースを置いている場所になります。



バイクにペリカンケースを取り付けるときに気を付けることは?

それでは、「いざ取り付けよう!」となった時に、なにも考えなしでつけてしまっていては、実際に走行するときに怪我をしたり事故の原因になったりと、悲惨な未来が待っていることもあります。

では、どういったことに気を付けて取り付ければいいのか?というのを、いくつかご紹介します。



乗り降りの時に邪魔にならない場所か?

バイクは、車と違って乗るときに跨ぐ形になります。降りるときも片足を上げて降りるので、どうしても「必ず脚が当たる場所」というのが出てきてしまいます。

自分のバイクの乗り降りのときのクセを今一度確認して、またはケースの仮置きなどをして走行中や乗り降りのときにケースが脚に当たったりして邪魔にならないかを確認してみるといいでしょう。



マフラーとの干渉がないか?

サイドにつけるときも、リヤにつけるときも、どちらの場合も気にしておいた方がいいのが「マフラーとの干渉」です。

マフラーとは排気をする上で必ず必要な場所で、ここが割れていたりすると走行時の音が大きくなったりもする場所です。

また、エンジンから循環して排気、という形なので、暖かい風が出ているとも言えます。

マフラーの周りも暖かくなりやすく、場合によっては火傷をすることもあるような場所になります。

そういった場所に触れるようにバッグやケースをつけていると、バッグやケースにもよくないですしバイクにもよくありません。


「マフラーと接触していて、熱くてバッグの取り外しができない」

「バッグの中に入れていたものが溶けていた」


なんてことにもなりえますから、取り付けのときにはマフラーから5センチ以上離して取り付けができるかどうか確認してからの方がいいでしょう。



取り付け場所に歪まない程度の強度があるか?

荷物を収納できる場所を増やせば必然的に持ち運びできる量も変わるものですが、「耐荷重」というものを気にしなくてはなりません。

荷物取り付け用のフレームをバイクに装着するときもそうですが、


バイクの配管に過度な負担はかかっていないか?

フレームに過度な負担はかかっていないか?

ナットに過度な負担はかかっていないか?

ケース、フレームの耐荷重を超えないか?


というのを確認してから取り付けるといいでしょう。

また、何を入れるか?という荷物の想定をしてからケースとフレームを選ぶと、失敗しなくて済みますよ。



大型バイクにおすすめのペリカンケース

排気量400cc以上の、いわゆる大型バイクにつけるならどの程度の大きさがお勧めなのか?

入れたい荷物の量などにもよりますが、いくつかご紹介します。


型番1170
比較的持ち運びのしやすい大きさの型番1170です。

いわゆるハンドバッグタイプで、ロックが二点ついています。

もしものときのトラブルに備えるため、修理に使う道具を入れるも良し。衝撃に弱い貴重品を入れて持ち運ぶも良し、と多彩な使い方ができます。


内容量:3.3L

内寸法(内装材を除く) :L268×W153×H80mm

外寸法 :L296×W212×H96mm

重量(フォームあり) : 約950g

重量(フォームなし) : 約890g


型番1500
型番1170よりも少し大きくなったこちらのケースは、型番1170では大きさとして少し物足りないという方におすすめです。

型番1170と同じようにハンドバッグタイプですので、取り付け場所に型番1170で余裕があれば付けることができるでしょう。


内容量:19L

内寸法(内装材を除く) : L425×W284×H155mm

外寸法 : L470×W357×H176mm

重量(フォームあり) : 約3200g

重量(フォームなし) : 約2900g


型番1430
バイクの側面に付ける、パニアケースとしてペリカンケースを使いたいのであれば、型番1430がおすすめです。

ペリカンケースとしては珍しい底の深いタイプです。ロックが二点と、それとは別に南京錠を付ける穴も空いています。

底の深いタイプなので、「高さがあるけど、立てて収納しておかないといけない」なんていうものを持ち運びすることもできます。


内容量:15L

内寸法(内装材を除く) : L344×W146×H297mm

外寸法 : L430×W244×H341mm

重量(フォームあり) : 約2950g

重量(フォームなし) : 約2540g


型番1300
型番1430ほどもいらないのであれば、型番1300もおすすめです。

高さが半分ほどになり、コンパクトになっています。


内容量6.9L

内寸法(内装材を除く) : L251×W178×H155mm

外寸法 : L270×W246×H174mm

重量(フォームあり) : 約1600g

重量(フォームなし) : 約1400g



中型バイクにおすすめのペリカンケース

排気量400ccまでの中型バイクであれば、どんなケースがおすすめなのか?というのを、少しご紹介していきます。


型番1170
大型バイクと同じく、型番1170もおすすめです。

ハンドバッグタイプで持ち運びのしやすいサイズなので、ちょっとしたものを入れておくのに便利です。


内容量:3.3L

内寸法(内装材を除く) :L268×W153×H80mm

外寸法 :L296×W212×H96mm

重量(フォームあり) : 約950g

重量(フォームなし) : 約890g


型番1500
こちらも大型バイクと同じくしておすすめです。

こちらもハンドバッグタイプで持ち運びのしやすいサイズになっています。


内容量:19L

内寸法(内装材を除く) : L425×W284×H155mm

外寸法 : L470×W357×H176mm

重量(フォームあり) : 約3200g

重量(フォームなし) : 約2900g


型番1520
型番1500で物足りないと感じる方は、こちらの型番1520もおすすめです。

同じハンドバッグタイプで、内容量が少し増えています。


内容量:26L

内寸法(内装材を除く) : L459×W327×H171mm

外寸法 : L502×W400×H188mm

重量(フォームあり) : 約4240g

重量(フォームなし) : 約3760g


型番1600
ハンドバッグタイプでは容量が大きめのサイズになるのが型番1600です。

ロック二点とは別に、南京錠をつけられる場所が四か所あります。


内容量:46L

内寸法(内装材を除く) : L544×W419×H200mm

外寸法 : L616×W493×H220mm

重量(フォームあり) : 約6400g

重量(フォームなし) : 約5900g



小型バイクにペリカンケースはつけられないか?

大きさは原付、いわゆるスクーターと同じようなものですが、排気量が51cc~125ccまでというサイズのバイクに乗っている方もいるでしょう。

小型バイクであれば操りやすく、更に小回りも利かせやすくなったりと、様々な理由でこの大きさのバイクに乗っている方もいます。


では、こちらの大きさのバイクにはペリカンケースをパニアケースとして取り付けできないのか?というと、答えは「比較的小さめのケースならつけることができる」となります。

中型バイクや大型バイクよりも小さめなボディになる小型バイクですが、取り付けるケースの大きさを絞ればパニアケースとして取り付けることもできます。

また、マジックテープタイプで固定する方法もありますので、どちらが自分のバイク都合がいいか一度シミュレーションしてみるといいでしょう。


型番1120
ハンドバッグタイプとして、ペリカンケースの中では小さめの部類に入る型番1120ですが、さまざまなものを入れることができます。

少しの工具を入れての持ち運びも可能です。


内容量:1.7L

内寸法(内装材を除く) : L184×W121×H78mm

外寸法 :L206×W167×H90mm

重量(フォームあり) : 約560g

重量(フォームなし) : 約530g


型番1150
先ほどの型番1120よりも少し大きなタイプです。

サイズとしては、長財布がぴったりと入る程度。


内容量:2.8L

内寸法(内装材を除く) :L208×W144×H92mm

外寸法 :L232×W192×H111mm

重量(フォームあり) : 約900g

重量(フォームなし) : 約800g


型番1170
ここまでのバイクと同じく、型番1170もおすすめです。

ハンドバッグタイプで持ち運びのしやすいサイズなので、ちょっとしたものを入れておくのに便利です。


内容量:3.3L

内寸法(内装材を除く) :L268×W153×H80mm

外寸法 :L296×W212×H96mm

重量(フォームあり) : 約950g

重量(フォームなし) : 約890g



スクーターにペリカンケースはつけられる?

場所はとても限られてきてしまいますが、リヤケースを取り付けられるようになっている場所があるのであれば、そこを利用してペリカンケースを取り付けすることができるでしょう。


型番1640
リヤケースとして取り付けるのであれば、この程度のサイズがあった方がいろいろなものを入れられて便利かもしれません。


内容量:129L

内寸法(内装材を除く):L602×W609×H353mm

外寸法:L691×W698×H414mm

重量(フォームあり):約17.240kg

重量(フォームなし):約15.420kg


型番1600
ペリカンケース本体の重量のことを考えると、こちらの方が重量としても軽く、走行にあまり支障をきたさないかもしれません。


内容量:46L

内寸法(内装材を除く) : L544×W419×H200mm

外寸法 : L616×W493×H220mm

重量(フォームあり) : 約6400g

重量(フォームなし) : 約5900g



まとめ
バイクの大きさ別に、ペリカンケースをいくつがそれぞれご紹介していきました。

自分のバイクの大きさと用途と相談して、最適なペリカンケースを見つけてくださいね。