趣味でカメラを持っている方や仕事でカメラを持っている方など、さまざまな方に普及しているカメラですが、決して安い買い物ではありません。
水気や湿気に弱い精密機器になるカメラですが、保管方法や持ち運び方法に悩むこともあるのではないでしょうか。
・レンズの中に水滴が入ってしまって修理に出すことになってしまった。
・本体の中やレンズの中に埃が入ってしまって、自力では取り出すことができない。
・撮影で水場に行きたいけれど、ケースを置く場所がないことに気が付いた。
・防湿庫の置き場所に困る
など、水気や埃など汚れを嫌うカメラにはさまざまな悩みが出てきてしまいます。
また「ペリカンケースに買い換えたいけど、どのサイズにどの程度のカメラ用品が入るのかわからない」という方もいるでしょう。
そこで今回は、カメラの用品量別にどのサイズが適切かをご紹介していきたいと思います。
ペリカンケースにカメラを入れる利点
ハードケースはそれぞれのカメラブランドから出ていますが、機材が増えれば増えるほど、お持ちのカメラやカメラ用品が全て入るわけではなくなってきます。
大事なカメラを入れるものですから、強固で頑丈なケースがいいですよね。
ペリカンケースの特徴として
・防水・防塵
・水に浮く
・車に轢かれても潰れないから、座ったり乗ることができる
・ディバイダーかウレタンフォームか選べる
・気圧自動調節バルブがあるから防湿庫を別途買わなくてもいい
というものがあります。
山でも海でも川でも、どんな場所への撮影でも持っていくことができ、地面においても汚れを取るのが簡単です。
カヌーや船への持ち込みも心配することなくできますし、もし万が一落としてしまったことがあっても、水に浮く浮遊力と車に轢かれても割れたりすることのない頑丈さが兼ね備えられています。
撮影の相棒であり旅の相棒でもあるカメラを入れておくのに、頼もしいケースだとも言えます。
カメラ用品が少な目な人はペリカンケースの型番1450
「カメラを買ったばかり」「初心者セットを買った」といった方は、ペリカンケースなら型番1450がお勧めです。
いわゆるハンドバッグタイプではありますが、ダブルズームレンズキットなどのレンズ2本とカメラ本体、そしてストロボと予備バッテリー程度なら余裕を持って収納することができます。
カメラの本体とレンズ1本だけ、という方ならば財布やスマホなどの濡れて困る私物も一緒に入れて持ち運ぶことができます。
こちらはウレタンフォームタイプとディバイダータイプが選べるので、自分が扱いやすい方を購入するといいでしょう。
ペリカンケース 型番1450
内容量:15L
内寸法(内装材を除く) : L371×W258×H152mm
外寸法 : L406×W330×H174mm
重量(フォームあり) : 約2900g
重量(フォームなし) : 約2500g
ウレタンフォームとディバイダーの違い
ペリカンケースで必ず聞くことになるウレタンフォームとディバイダーですが
ウレタンフォームとは、黒いクッションのようなものです。
手で簡単でちぎることができるように、小さな切れ目が入っています。
こちらの切れ目を使って、角ばった形で切り抜いてカメラを収納することができます。
ディバイダーとは、布製などのカメラバッグでよく見る、マジックテープで中の仕切りを動かして自分の好きなサイズに調整することができるものです。
保護力としてはウレタンフォームの方がしっかりとしていますが
「触ったことがない」という方にとってはとても扱いにくいものに感じる場合もあります。
初めてペリカンケースを買う方や、決まった枠を作りたくない方、よく持ち歩きの機材を変えるという方はディバイダータイプの方が使い勝手はいいかもしれません。
カメラの交換レンズが多いならペリカンケースの型番1510
先ほどのケースよりも大きめなサイズの型番1510は、キャリーハンドルやキャスターがついているので、ケース自体を引いて持ち運びすることができます。
ダブルズームレンズキットなどの初心者セットとストロボ、予備バッテリーという同じだけの機材を入れても、まだ財布やスマホなどの濡れては困る私物を一緒に入れることもできます。
「まだどんな機材を持ち歩けば事足りるのか分からないから、機材を全て持ち歩く」
「カメラとレンズ2本とストロボは絶対に必要」
「重たくなるから、持ち上げることはあまりしたくない」
という方で、私物も全てひとまとめにしたい方はペリカンケースの型番1510がお勧めです。
ペリカンケース 型番1510
内容量:27L
内寸法(内装材を除く) : L501×W279×H193mm
外寸法 : L559×W351×H229mm
重量(フォームあり) : 約6170g
重量(フォームなし) : 約5440g
カメラ機材が多いプロの人はペリカンケースの型番1560
ペリカンケースの型番1560は、主に仕事でカメラを使う方にお勧めのサイズになっています。
こちらもキャリーハンドルやキャスターがついているもので、引いて歩くことができます。
こちらは仕事でカメラを使っているような、カメラが2台、交換用のレンズが3本や5本から持っていく、という方にお勧めです。
「仕事でカメラを使っている」という方は安心感のあるサイズのケースです。
しかし、初心者セットしかまだ持っていない方にとっては、カメラと泊数分の衣類を入れて旅行に行くことができるケースになっています。
または「いつも旅行先にはカメラ本体1台と替えのレンズ2本だけで行く」という方には、旅行バッグ兼カメラのハードケースとして使うことができます。
仕事でカメラを使っている人、またはカメラと一緒に旅行に行く人、両方にとって便利なサイズのケースになっています。
こちらもウレタンフォームタイプとディバイダータイプがあるので、好みで選ぶことができます。
ペリカンケース 型番1560
内容量:44L
内寸法(内装材を除く) : L506 x W380 x H229mm
外寸法 : L560×W455×H265mm
重量(フォームあり) : 約9070g
重量(フォームなし) : 約7710g
カメラの望遠レンズを効率的に持ち運びたいならペリカンケースの型番1440
こちらの型番1440は、主に望遠レンズや超望遠レンズを持ち運びしたい方にお勧めです。
深さのあるケースになっていて、望遠レンズや超望遠レンズを立てて収納することができます。
望遠レンズや超望遠レンズは横にして収納するにはとても長さがありますし、立てて収納できればそれだけスペースを節約できます。
また、こちらのケースもキャリーハンドルやキャスターがついているので、重たくなることを気にする必要があまりありません。
ウレタンフォームタイプとディバイダータイプ以外にも、蓋部分につけることのできるオーガナイザーも用意されています。
オーガナイザーをつけることによって、フィルム関係や記録メディア、予備バッテリー、乾電池などさまざまな小物を見える場所に収納することもできます。
また、深さのあるタイプのケースなので、自転車やバイクなどに搭載することもできます。
「自分で引いて歩くには大変」と考えている方や、普段の移動が自転車やバイクの方も安心して使うことができます。
ペリカンケース 型番1440
内容量:34L
内寸法(内装材を除く) :L434×W190×H406mm
外寸法 : L500×W305×H457mm
重量(フォームあり) : 約7480g
重量(フォームなし) : 約6580g
カメラのレンズが10本以上ならペリカンケースの型番1730
カメラ本体が3台以上、交換レンズも10本以上持っていく、という大がかりな撮影の場合に、こちらのペリカンケースの型番1730は便利なサイズになっています。
深さがあるので、望遠レンズなども縦に収納することができます。
自分で引いて歩くにはとても大きくて大変な大きさになりますが、移動のための車を所有している方ならばとても使いやすい便利なサイズになっています。
移動中にキャスターの音が気になったり、ズレて動くのが気になる場合には、後ろの荷台に固定する方もいるようです。
カメラを複数台と交換レンズを複数本持っていかなくてはならない場合には、
ペリカンケース 型番1730
内容量:166.6L
内寸法(内装材を除く):L863×W609×H317mm(内装材を除く)
外寸法:L952×W689×H365mm
重量:約17240g
カメラの記録メディアを入れるならペリカンケースの型番1010
カメラを使用している方にとって、なくてはならいもののうちの一つの記録メディアですが、扱いに困った経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
カメラ本体の記憶容量は限られていますし、記録メディアはあるに越したことはありません。記録メディアはちょっとした静電気や衝撃でデータが飛んでしまうという事故もあります。
記録メディアを挟むようにして複数枚保管できようなケースもありますが、
「それでは足りない」という方にとってはちょうどいいケースだと言えるかもしれません。
また、新品の予備を入れて置くといった使い方もできます。
小さいケースだからといって防水・防塵機能がないわけではないので、従来のペリカンケースと同じ効果が期待できます。
ペリカンケース 型番1010
内容量:0.2L
内寸法:L100×W60×H35mm
外寸法 :L149×W102×H52mm
重量(インナートレー含む) : 約190g
重量(インナートレーを除く) : 約180g
まとめ
カメラのケースとしてだけではなく椅子にも踏み台にもなるペリカンケース
ハードケースだから水を弾くだけでなく、頑丈だからこそ乗っても壊れないのがペリカンケースの特徴だとも言えます。
ハードな撮影の休憩のちょっとした腰かけに。撮影の合間のコーヒータイムのちょっとしたテーブルに。撮影で脚立がないときのちょっとした高さ出しのための足場に。
水場の撮影でも、完全防水・完全防塵だからこその安心感があります。
ペリカンケースにしてカメラの安全を確保しつつ、楽しいカメラライフを過ごしましょう。