読んでいてページを捲る手が止まらない。
ミステリーではないのだが。
総合商社勤めの年収一千万円栄利子と専業主婦翔子のアラサー女子が登場人物。
偶然出会った二人が友達関係をこじらせて修復不可能になっても止まらなくて追いつめ追いつめられ、さらに他の人間関係も崩壊していくのを読んでいると、どんどん自分の人間関係に自信がなくなっていくんだわ。
認めて欲しいから正論で相手をぶっ刺す栄利子。自分もそういう面がある。思い出される。とても苦しくなる。
そして物語の中だけでも救われたいと、柚木先生はどんな救いを提示してくれるのか早く知りたくて読み続けてしまう。
すごい小説だ。読み手の記憶に侵食する。
小説による記憶改竄は、現実では起こり得ない突飛な出来事によって、これはフィクションなんだと我に返るまで続く。

人間関係こじらせ解消&回避のために、他人を介在せずに自分で自分に向き合ってご機嫌をとるのが大事だって再認識して日記終わります。
自己アピールをがんばるあまりアグレッシブになりがちだった昔の自分にさようなら。