7月14日
Mマタニティクリニックに通院して、3回目の診察。


基礎体温が下がりはじめてたので、前日の朝に市販の排卵検査薬を試したら、陽性マークが出てたから、きっといいタイミング。


行った時間や待ち時間は覚えてない。



診察室に入ると、すぐに診察椅子に案内された。
「排卵の感じをみますよ」みたいなことを言われて、エコー検査。



先生「卵胞は大きくなってるねぇ、そろそろかな?」

わたし「はい」

先生「あれ?卵がないな?」

わたし「…」

先生「もう飛びたしちゃったのかな?卵胞は十分な大きさだからねぇ」




そんな感じで検査は終了。


その後は移動して問診へ。


先生「卵の様子を見たかったんだけど、卵がいないから見れなかったんだよ。卵胞は十分な大きさだから、排卵したとこだと思うんだけどねぇ。昨日はタイミング取った?」



わたし「はい」


先生「なら大丈夫。念のため、今日もタイミング取ってね。血液取ろうか。それで今日の14時に電話してくれる?それで排卵してたか伝えるから」


わたし「はい」


先生「今週期ダメだったら、次の周期は薬飲んでみる?ホルモンを整えて、排卵日をはちっと合わせられるやつだから」


わたし「はい」


先生「じゃあ、今から血液取って、帰りに薬ももらってね」



みたいなやりとりをした。
他にも何か言ってたのかもしれないけど、ちんぷんかんぷんで覚えてない。



3回目の診察までにその薬が処方されると保険の適用があるみたいな説明を受けたけど、よく分からなかった。
帰ってから調べようと思ってたのに、それもすっかり忘れてた。




先生の話は、後になった今はこう言ってたって理解できるけど、その時は何を言ってるのかよく分からなかった(?<>?)



付き添ってた夫も、

「多分こういうことだよね」

って感じで、よく分からなかったみたい。




とりあえず、14時に電話したら分かるでしょ!と、テキトー夫婦。



14時になるのを待って病院に電話。


わたし「血液検査の結果を聞きたいんですけど…」


受付「診察番号と名前を教えてください」


わたし「番号が×××××の⚪︎⚪︎です」


受付「⚪︎⚪︎さんですね、少しお待ちください」


(保留音)


受付「お待たせしました。排卵してますね」


わたし「そうですか!」


受付「はい。ではお大事に」



で、電話は終了。



先生に変わるのかと思ってた私は、受付の人から伝えられたことにびっくりした。



夫に内容を伝えて、二人で今日の出来事を整理してみた。



排卵の仕組みもネットで検索して、教科書に載ってるような絵を見ながら確認。



卵胞は大きくなってたが、卵がなかったので、ちゃんと卵が作れているか見れなかった。

排卵後なのか卵がもともとなかったのか不明。

血液検査のなにかの数値で排卵したかが分かるから、血液を取り、検査が終わる頃に電話をすれば教えてくれる。



きっとこういうことだろうと結論が出た。




そしてこの日の出来事が、Mマタニティクリニックに通い続けることに、迷いはじめるきっかけになった。




7月8日

受付の時に、夫の検査の容器を提出した。
1時間以内のものを持って来るってことになってた。



通水検査の後に、女医さんが夫の検査結果を説明してくれた。



何個か数字が書いてあったが、結果としては問題なし。



その後、機械の前に案内された。



電子レンジぐらいの大きさの白い機械で携帯の画面よりひと回り大きいモニターが付いてる。



機械のどこかに夫のがセットされているみたいで、モニターで動いてる様子が見れる。



画面の端から端まで、一気に走り(?)抜けるような精子が可能性が大きいみたいで、そういう精子が多ければ多い方がいいらしい。




夫は結構ドキドキしてたみたいで、かなりホッとしてた。
7月8日(金) 

この日は市原市にあるMマタニティクリニックで、ネットで痛いと噂の通水検査。


夫も夜勤前に付き添ってくれた。
そのまま仕事に送って行くことにしたので、15時ぐらいで病院はすいてた。



本当だか分からないけど、リラックスした方が痛くないって見たから、あまり考えないように意識した。


5分ぐらいで、診察室へ呼ばれる。


座って話をすることもなく、いきなり診察の椅子に案内された。


「旦那さんはどうされますか?」
と、看護師さん。


「…立ち会います」
と、夫。



カーテンがあるので姿は見えないが看護師さんの声がする。


子宮ガン検診の時はカーテンとか遮るものが全然なくて、3人ぐらいいる看護師さんの前で足を開いたまま 先生が来るのを待つっていう恥ずかしい状態だったから、かなりホッとした。



「通水検査はじめますねー」
みたいな感じで先生の声。


頭の中では、


「リラックス、リラックス、リラックス…」


をリフレインしてた。



準備が行われてるんだろうけど、手際がよくて嫌な感じもなかった。

「あれ?全然痛くないけど、もう始まってるの?」


と思った10秒後。

ずーーん


違和感がある位置で、子宮ってここにあるんだって思った。


びっくりして、一気に体に力が入った。
先生がわたしの変化に気づいたようで、


「痛い?」
と聞いてきた。


返事をしようと思うんだけど、声が出ない。

夫が手を握ってくれて、頭を撫でてる。
一人で来なくてよかった、って心から思えた。


「ちょっとつまり気味だけど、まあ、これで大丈夫でしょう」
と、先生の声。


時間にしたら診察椅子に座ってから、降りるまで2~3分の出来事。


検査自体は30秒あったかどうか分からなないぐらいあっという間。


身支度を整えてから看護師さんに促されて、夫と二人でデスクの方へ移動して先生とご対面。

今日はカーテン越しでしか話してないから、変な感じがした。



「ちょっとつまり気味だけど、入れた水が戻ってきてたからねぇ、通ったと思うよ。これでタイミング取ってもらって、様子を見ましょう。排卵してるか見たいから、3~4日後にまた来てください」

みたいな事と、

「クラミジアも大丈夫だねぇ」

と言われたことぐらいしか記憶にない…。



これでビビりまくった通水検査が終わった。



結果、痛いと言えば痛い。
みんなが生理痛のひどいやつって言うのも納得。


痛みに個人差はあるからなんとも言えないけど、わたしの場合は、

・子宮はここにあります 
・⚪︎秒ぐらいしたらこの辺りにひどい生理痛がいきなり起こります

って言われてたら大丈夫だったかも。
声が出なかったのも、思いもよらない所からの違和感にびっくりしたからだった気がする。



通水検査が終わった後で思ったのは、夫に立ち会ってもらって良かったということ。
苦しそうな姿を見て、「嫁ががんばってるんだから俺が支えなきゃ」と思ってくれたらしい。


そして私は、頭を撫でてくれた夫の優しさに触れて、「この人の子供が欲しい」と自然に思えた。


お金がかかる、苦しい思いもする、それでも親になるのか?と、自問自答もしたけど、答えはYESだった。



私たちにとって妊活は、


夫婦の絆を強くしてくれるもの
赤ちゃんができる前に親になることの覚悟ができるもの


そんな気がした。