楽器のことに限らず

昔から「人に教えてもらう」という行為があまり好きでなく、

できるだけ独りで、勝手気ままに物事に取り組んできました。

 

幼少の頃はヴァイオリンのレッスンを受けていましたが

これは自分の意思ではなく、

正直なところ嫌な思い出しかありません。

(ただ今となっては習わせてもらったこと、両親に大感謝しています!!)

 

そんな僕でも

数年前にヴァイオリンを再開した時、

自分の練習方法に疑問(不安?)を持ち、

結果として数ヶ月間という短期ではありましたが、ヴァイオリンのレッスンを受けました。

 

主な目的は曲の弾き方やテクニックの習得ではなく、

練習方法の方向性の確認でした。

実際に音大で勉強された方にどのような練習、特にどのような基礎練を行ってきたのか、

詳しく機会は初めての経験であり、

そこで教えて頂いたことは、

今僕がヴァイオリンを弾く上で礎になっていることは間違いありません。

 

レッスンを受ける目的は人それぞれで

それはヴァイオリンを何故弾きたいのか、という思いとリンクするものです。

単に漠然と「弾きたい」ということなら、先生お任せの指導を受けることが最良と思います。

きっと先生が生徒それぞれのレベルに合った曲を選定し、

その曲を弾くための様々な指導をして下さることでしょう。

 

 

最近周りの方を見ていて思うことが一つだけ。

オーケストラ等での合奏曲を弾くだけを目的としたレッスンというのは果たしてどうかなと。

 

もちろんレッスンを受ける目的の一つとしては アリ だと思います。

部分的にオケ曲のフィンガリング、ボウイングや奏法等の指導を受けることは

オケをしっかり楽しみたい方にとって非常に重要なことです。

ただそれだけをレッスンの目的とすることは どうだろう? と。。。

正直、そういう方を見かけると「なんて勿体ない」と思ってしまいます。

 

独奏曲の練習は楽器を習得する上で非常に有用です。

合奏で皆で同じ旋律を弾くこととは違い、

落ちたら終わりですし、間違えば即バレます。

何にもまして、良い音で弾こうと常に意識しなければ綺麗な演奏はできません。

こうした意識、それに伴う緊張感が、合奏で弾く場合と独走で弾く場合とでは大きく違い、

結果として、

同じ様にレッスンを受けたとしても差が生じてしまうのではないかと思うところです。

 

事実として

アマチュア・オーケストラ等でオケ曲をバリバリ弾ける方は大抵、独奏曲もバリバリ弾けます。

逆ですね。

独奏曲がバリバリ弾けるので、オケ曲もバリバリ弾けるということかと。

 

 

独奏曲といっても協奏曲のような大曲から、演奏時間数分の小曲まで色々あります。

オケ曲のソロ部分でも良いでしょう。

自分のレベルに合った曲、弾きたい曲やお気に入りの旋律を美しく弾く練習、

それらを他人に聴かせることを意識した練習が

楽器の上達のための一番の近道であると信じています。