ヴァイオリンソナタはたくさんありますが、

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、サン=サーンス、フランク、エルガー…

中でもブラームスのソナタが大好きです。

 

特に1番。

「雨の歌」と呼ばれるこの曲は本当に甘美で優雅な、それでいてどこか寂しさも感じさせるとても魅力に溢れる曲です。

 

1楽章の冒頭の主題、

いきなり休符から入るこの緊張感。ピアノの和音も絶妙。

この部分だけでもどうやって弾こうか、テンポはどうしよう、少し貯めてから入るか素直に入るか、はたまたD線で弾くかA線で弾くか、ピアノにはこんな風に弾いてほしいなぁ、などなど

考え出すとあっという間に時間が過ぎてしまい。。。

色々な演奏を聴いても演奏の仕方は多種多様。

実に深いです。

 

この曲の作曲には当時ブラームスの友人だった名ヴァイオリニストのヨアヒムも関わったとのこと。

そして本当の「初演」はプライベートで行われた、、、

ピアノはブラームス、ヴァイオリンはヨアヒム、観客はクララ・シューマン??

どんな演奏だったのでしょう。。。

 

一般的にヴァイオリンソナタと言うとピアノは単なる「伴奏」かと思われるかもしれませんが、

この曲は全くそんなことはなく。

ピアノとヴァイオリンは対等の関係、2つの楽器で一緒に音楽を作り上げねばなりません。

よってヴァイオリニストだけでなくピアニストによっても大きく演奏が変わります。

 

色々拘ってたくさん音源を聴いた結果、今1番のお気に入りの演奏はピリスとデュメイのもの。

ピアノとヴァイオリンが完全に対等な関係であり、そして息もピッタリ。

初めて聴いた時にはちょっと違和感もなくはなかったのですが、聴き続けるうちにハマってきて、今この曲を聴く時は迷わずこの演奏を聴いています。

お二人はたくさんの名盤を残していますが、こちらもその1つとして凄まじい存在感を持っていますね。