あーなんかこんなんで雰囲気わかんのかって話しよね

数学と物理やってる人にはわかるようにゆってるんで(むしろ簡単すぎか?!)

高校生くらいの方は知ったかぶりをできる雰囲気になりましょう


南部さんのお話し

南部さんは何度か見たことあるし、講演を聴いたこともまぁある(一般日本語向けと専門英語向け)
普通に自販機の前で一人でコーヒーをちびちびーと飲んでて、まんまおじいちゃんだなぁと思ったことがあるけどw

この方は、はっきりいっていろんな業績がありまくる!全て受賞理由になりえそーなすげー人
ずーっとノーベル賞のダントツ候補でしたが、ずーともらえず

しかもちょっと前に他の人が似た内容でとったのに、南部さんの名前がないことを聞いたら

「南部の仕事は早すぎた」とか、もうあげろよって話w


でもこの発言のせいで、南部さんは受賞については業界では絶望的におもわれていました

なんで、よかったですねー

もう87だぜwwwたぶんラストチャンスくらいだったなー(分野の受賞周期を考えると)

で本題

南部さん⇒対称性の自発的破れ(すぽんていにあす しんめとりー ぶれーきんぐ)


こいつはあんまりヤフーニュースでも触れられてないっぽい
だって一般人にはムズイもん

でも雰囲気↓
実際に起こっている物理現象は対称性が見えなくなっている
それは元々あったものがなんらかの理由で破れてしまっており、見えないため
⇒でも、現象を良く見ると、隠れている対称性が見えるぜ!って話

なんらかの理由ってのは、まぁなんといえばいいか
見ているスケールを変えるって感じ

一番なじみのあるのが超伝導
俺らの温度(300Kくらい←高温w)から絶対零度くらい(0K←低温)へいくと
超伝導がおこる
⇒電磁気の対称性が壊れているから

この破れの機構みたいなもんです
これは見ているスケールを変えているといってもまぁいいんじゃないかな

で、元あったのがスケール変えて破れるから自発的に破れてる
⇒自発的対称性の破れ
こんな雰囲気

もうちょい詳しく↓
超伝導の場合には通常ある電磁気のU(1)対称性が破れます
そしてこの対称性が自発的に破れると南部・ゴールドストーン(NG)粒子が出てきます

超伝導はあんま詳しくないのだが(知ったかw)
実際適用した素粒子論では
まず、粒子が2個かあると、それを回す対称性がある←U(2)
その粒子が真空で期待値(エネルギーみたいなもん)を持つと
対称性が破れてU(2)⇒U(1)に破れる
すると破れるのでNG粒子が出る⇒これがだいたいπ中間子と一致

って感じですかね

エネルギースケールが大きくなると、この真空期待値が無いように思えて
対称性が復活するように見えます
小さいスケールにいくと、期待値が見えてこわれちゃうんですね

当然、これはヒッグス機構にも使われています
よくある絵はワインボトルの絵ですがめんどい

気になる人はぺスキンのパート2の最初の章でも読めw簡単だからw

まぁ簡単には標準模型では弱い相互作用と電磁気力
SU(2)×U(1)が対称性としてあるが、
実際の世界は
SU(2)×U(1)⇒U(1)にぶっ壊れてるわけです
でそれはヒッグス粒子が真空期待値をもってると考えられてるからですねー

でこのヒッグスがSU(2)のゲージ群を伝達するゲージボソンへ
質量を与えてW、Zボソンになるんですね⇒100GeVくらい

これはLHCの一個前のLEPでやられてわかったことです
ヒッグスは一応200GeVくらいとか思われてます
LHCは一応1TeVくらいまで出ればいいんだけどね







あー久々にこんなん書いた
なんかあればコメントくだしあ