自分がそこまで生きるか、なんてのは分かるはずもないのだが、人生80年と言われるのであれば、

10年単位で自分を総括出来る機会はたった8回しかない。



ただ10才までの自分がどうだったか?なんて考えもしないし、20才になった時に人生を語るにはまだまだ早いと感じるだろう。



大きな転機があった時に初めてそういう事を考えるのかな。

結婚し、子供が出来て、地元で起業と目まぐるしく変化していった20代に比べたら、

ただただいろんなモノに追われるように仕事ばかりだった30代は、あまり振り返ることもなかった。


そして今日は40代最後の日。

この10年は本当にいろんな事がありすぎて、どこから振り返ったらいいのか分からないほど。


40代突入してすぐに大きな転機となったのは、初めての入院。

胃潰瘍が酷くなって危うく失血で気を失う寸前だった。

約2週間の入院中、いろんな事を考えさせられたな。


その時に気がついたのかも。

今やりたいことは、今やっておくべきなんだと。


そして次の年に更に大きな転機が。

2013年2月16日、初めてのライブ。

デビューしたのは門司の一花でいご。

これも実は紆余曲折あった。


本来ならユニットEstrellaで出る予定だったのが、急遽相方が体調不良で出演不可能に。

どうしようか迷った上、ソロで出る事にしたのだが、ここでもし躊躇して出演をやめていたら、今の自分は無かったかもしれない。


元々30才で始めた三線は趣味で弾けたらいいや、くらいにしか思ってなかったし、

ライブに出ようと思ったのも、相方の歌の素晴らしさを知ってもらいたいからで、決して自分が進んで歌おうなんてのは全く無かった。


だけど今このチャンスを逃すと、次は無いかもしれないと強く思ったから吹っ切れたのかも。

今思い返せば、よくやったなーと。

…まあ、ヒドいライブやったけど(笑)



それからEstrellaでのライブ活動を中心に、いろんな出会いがあったり、もの凄く機会を与えてくださったりで、どんどんいろんな繋がりが広がっていった。


もちろんそうなると自分も変わらなきゃいけない訳で、それで始めたのがウクレレとギターだった。


そこでもいろんな出会いがあって、嬉しい事もたくさんあったけど、生来の不器用さから自分を悔しく思う事も多々あった。


…まあ、今でも全然弾けてないけど(笑)



昔から自分の事が嫌いで認める事が出来なかったから、仕事でもプライベートでもどこかで自分に自信が持てないところがあって、そんな自分が更に嫌になった事も。


そんな時、そんな自分でも支えてくれた家族や友人にはとにかく感謝しかない。

こんな自分だから離れていくのも仕方ないと当人が一番思ってるけど、ありがたい事に見捨てず支えてくれた人がどれだけいた事か。


本当にありがとう。それしか言えないのもダサいですが。



こんな自分を変えてくれたのも音楽の影響が大きい。

そこで出会った人、そこで出会った歌。

交わした会話、交わした音楽。

全てに意味があって愛おしいモノ。

たまたまかもしれないけれど、自分が出会った歌うたいは、そういう人間力に満ち溢れてる人ばかりだった。


だから必死に追いつこうと焦ったことも多々あって、Estrellaの相方とは喧嘩ばかりだったなあ…

本当に申し訳なかったと、つくづく反省するしかないのだけれど、

それでもずっと一緒に演ってくれた相方は一番信頼の出来る最高の歌うたいです。



Yumiさん以上の歌うたいはこの世に存在しないので、自分もしっかり磨いて、これからも堂々とEstrellaのギターと雑用担当として頑張りますので(笑)、これからもよろしくお願いいたします!



Estrellaでもソロでも、自分たちの表現するモノがだんだんオリジナルになっていく中で、自分のマインドもかなり変化していった。


そこで強く思ったのは、自分を認めることが出来なければ人に伝わるモノは出来ない、ってこと。

自分は所詮こーだからとか、別にプロじゃないんだからとか、結局そこには自分に対する逃げ道があるだけで、そんなモノに人は共感も感動もしない。

どんな自分であれ、認めてそれを曝け出せば、そこに何かを感じてくれる。

それはいろんな出会いと繋がりの中で、一番自分が受け取った事。


それは正直言って、売れるとか有名になるとは別の話になるけど、逆に言えば売れてなくても凄い人はたくさんいるし、面白い人も山ほどいる。

その中でも自分と波長が合ったり、ボッコボコに殴り合えたり、まあ表現が難しいけど、簡単に言えば死ぬまで友だちでいたいな、と思える人が必ずいる。

そういう人たちは痛みを知ってるから、人にも優しくできる。

そんな極上の人たちに出会うには、まだまだ行かねばならないところもあるし、まだ見ぬ強豪も沢山いる。


だからこれからどこまで行けるかなんて分からないけど、とにかく行けるところまでは行こう。

これまでどーにかなったのだから、やりたいようにやろう。無理のない形で。


さすがに50才。いろいろ無理は効かなくなる。

だからチャンスは掴める時に逃さず掴みにいく。



迷わず行けよ!行けば分かるさ‼︎



世の中の流れを見ると怖さもあるけれど、それでも少しずつでも前へ。



…と長文打ってたらもう1時間切ってる!



とにかく明日からの50代も悔いの無いよう全力投球で頑張ります!



ということであと僅かな40代の夜。

遠くの大切な友人からいただいたフライング誕生祝いのお酒を飲みながら、50才へのカウントダウンといきましょうかねw



…酔い潰れないよう気をつけます(笑)



それではまた!