今回の4回目の釣行の前に、記事にはしなかった3回目、そしてここ6年間のキチガイコンビの、いや『Nさん』の軌跡に触れていこうではないか。
…そう、これは6年間七ヶ宿サクラに振られ続けた男の孤独な物語である…。
まずは、前回の3回目の釣行を軽く振り返ろうと思う…
2014 3.9
2回目の単独釣行で、めでたく3年ぶりにサクラをゲットし、余裕のきくいちもんじ&6年間音沙汰無しでいきり立つNさん、朝7時半頃湖岸に下り立つ。
今振り返ると、この日はおかしな日であった…
今年の七ヶ宿から感じられるサクラの気配は良好、そんな期待を抱いたNさん、朝一、
早速バラす!!
足元でバイトしたサクラマスは
あっけなくフックアウト。。。
しかし6年ぶりのコンタクトに興奮するNさん……
Nさん『今釣れてればもう帰れたのに…』
落胆と悔しさを交えた感情と格闘すること数時間、
再度Nさんのロッドが弧を描く!!
今度はガッチリフッキング!!
Nさん『やったぁ~…!』
魚をいなしながら、本日2度目のバイトをモノにしたNさんに、ついに歓喜の瞬間が訪れた!!
ハズだった…
きく『良かったすね~!』
Nさんのランディングを確信したきくいちもんじが駆け寄った、
その時!!
びよ~ん♪
テンションが張り詰め、ゴンゴンいいながらカーブしていたロッドが、美しく真っ直ぐな直線へと姿を変えた。
Nさん『あれ??』
きく『あれ???』
… … …
痛恨の再バラし…
根ズレによるラインブレイクでした…。。。
2度もバラしたNさんに、この日サクラが咲くことはなかった…
呪われているのではないか!?
サクラが釣れない呪いが…
『大丈夫、一歩ずつ近づいてますよ!!』
そう言うしかなかった、きくいちもんじです。
その後のNさんの落ち込みようは言うまでもない。
…そもそも、この呪いというか、Nさんの苦悩の原因はわたくし きくいちもんじにある。
その話を紐解くと、
時はさかのぼり、
2010年3月。
Nさんに連れられて訪れた七ヶ宿ダム。
きくいちもんじは、七ヶ宿サクラマス挑戦2年目であった。
Nさんも、2年くらい釣れていなく、以前釣れたものも40㎝クラスの銀毛かサクラマスか呼び方に困るサイズのみ。
つまり、
どうせ釣れない魚なのだろう。
きくいちもんじは当時そう思っており、なめたことに、使用タックルは昔のめり込んでいたバス用。
しかも一万以下の安物の6半くらいのロッドをチョイス。
しかしあろうことか、そんな恥ずかしいタックルで、きくいちもんじは1日で2本もサクラマスを釣ってしまったのだ。
Nさんは考えた。
バス竿で釣れるなら、こんな高級トラウトロッド要らないんじゃないか?
そもそも、なぜ俺には釣れない!?
…この年から、Nさんの苦悩が始まることになる。
一方それ以来、きくいちもんじはサクラマスという神秘的な魚の魅力にどっぷりハマり、
Nさんは釣れないドツボにハマっていく…。
2011年3月。
この年もNさんは釣れなかった。
きくいちもんじはなんとか1本だけ。震災の4日前でした。
きくいちもんじだけ釣れて、Nさんの竿はピクリともしない。
このあたりからNさんの苦悩は、『いじけ』へと変わりつつあった。
2012年3月。
この年もNさんは釣れなかった。
きくいちもんじはサクラをかけたものの、ネットを忘れ、足元でラインブレイクし、それでこの年は終了。
相変わらずNさんの竿はピクリともしない。
Nさんの『いじけ』に、『ひねくれ』が加わり始めた。
釣れないショックのあまり、灰皿として使っていた缶コーヒーの空き缶を、誤って飲むNさんが、そこにはいた。
2013年3月。
一時間半に及ぶ徒歩による雪中行軍を敢行した年である。
この年もNさんは釣れなかった。
きくいちもんじも釣れなかった。(笑)
Nさんの『いじけ』と『ひねくれ』はさらに勢いを増し、
七ヶ宿サクラは絶滅危惧種だから保護する!!
などと意味不明なことを言い出したのは記憶に新しいところである。
そんなこんなで、Nさんの釣れない歴は本格的な呪いへと姿を変え、
再び話は現在に戻り、2014年。
2014 3.17
3月5日の単独抜け駆け釣行で、お先にサクラをあげてしまったきくいちもんじ、そして前回2度もバラしたNさん、二人の2014七ヶ宿釣行4回目が静かに始まった。
この日はいつも通り、7時半くらいからのスタート。
風が強い。
チェイスやバイトが頻発した前回の期待を胸に、二人でキャストを開始。
しかし 、いくらルアーを投げても投げても、反応は皆無。
チェイスすらない…
おかしい…
今日はダメなんじゃないか…
すれ違う釣り人も、皆首を横にふる。
風も勢いを増し、一度道の駅でたこ焼き休憩をするキチガイコンビ。
風が弱まるのを待って、午後3時前に再び湖岸へ下り立つ。
しかし相変わらず魚の反応がない。
半ば諦めかけた、
午後3時45分…
それは突然の出来事であった。
ふと、十数メートル横でロッドを降り続けるNさんに目をやると…
あれ??
しなるロッド!!
あれあれ!?!?!?
こちらを見る余裕のNさん!!
ついに…
ついに……この時が…!
きくいちもんじが駆け寄った頃にはすでにネットイン!

Nさん、悲願達成!
七ヶ宿
サクラ開花!!
サイズは52㎝!
Nさん、ついに6年の歳月を経て!!
『ひゃ、ひゃった~………(笑)』
手は震え、声もうわずるNさん。
変な笑いも止まらない(笑)
長かった…。
長い長い道のりであった…。
かつてメーターオーバーのスズキをも上げた男が、50クラスの魚に感動し、満面の笑みを浮かべている…
50クラスとはいえ、ランドロックとはいえ、その魚はサクラマス!!
嬉しさのあまり、ストリンガーに繋いでサクラと散歩をしはじめるNさん。(笑)

祝 キチガイコンビ2014、
揃って1本ずつのサクラマスゲット

悲願達成にわく帰りの車内。
そして、次は海から遡上する真のサクラマスに挑戦しようと誓うのであった。
2014七ヶ宿サクラ戦線、これにてめでたく修了!!(多分ね)
修了証
N殿
あなたは、6年間七ヶ宿サクラマスを追い続け、ある時はくじけ、ひねくれ、根性を曲げ、釣り場でコーヒーを沸かしていれ、うどんまで煮て、他の釣り人から冷たい視線を浴びました。
そして、毎年毎年釣れなくても釣れなくてもルアーを買い、財布が空っぽになりかけることも毎度のことでした。
そして『俺はサクラ釣りに来たんじゃねぇ、キ○タマ洗いに来たんだ!!』
と、やくせんでの入湯をメインにすえるひねくれっぷりは、多くの失笑を買いました。
そしてついには、愛する妻や子供達にも愛想をつかされました。
そんな苦境にも耐え、雪にも負けず風にも負けず、ロッドを振りつづけた釣りキチ魂を讃え、この度めでたく悲願成就したことを祝うとともに、七ヶ宿サクラのキチガイ課程を修了したことをここに証します。
平成26年 3月17日
七ヶ宿サクラキチガイ釣行組合
組合長 きくいちもんじ
~おしまい~



)
』
(笑)
管釣りの魚みたいに見切りやがったぞ
)





←言ってみたかった





』