戸籍の性別取り扱い変更
必要条件①成人していること。
2016年10月4日 20歳の誕生日を迎えました。
2016年10月5日 家庭裁判所にて、性別の取り扱い変更の裁判の申し立てをしました。
2016年11日11日 戸籍の性別を「女性」から「男性」に変更する審判が下りました。
みなさま、お久しぶりです。
このブログをこうして覗きに来てくれた方が、果たして何人いるでしょうか笑
上にも書いた通り、やっと、本当にやっと、20歳1カ月で戸籍変更まで終了いたしました!!
もうやめようと思っていたこのブログですが、これだけは報告しよう!と久しぶりにアメーバにログインして記事を更新してみました!
物心ついた時から、自分は普通の女の子ではないと思い、生きてきました。
中学生のころ、完全に自分が男性としてでしか生きていけないことに気づいてからは、本当に人生を悲観していました。
このままでは死んだ方がましだ、と人生のどん底も経験しました。
戸籍まで「男性」にしようと決意してからは、とても長かったような、短かったような…
高3の夏に初めて精神科を受診して以来、本当にいろいろなことがありました。
カミングアウト、ホルモン治療、改名、胸オペ、埋没生活、性別適合手術などなど…
大学側に何度掛け合っても、名簿を男性にしてもらうことはできず、本当に悔しい思いをしました。
それでいて友達の間や、日常生活では完全な埋没生活をしていたので、本当にいろいろな局面で、戸籍上が「女性」ということは、社会的困難でしかありませんでした。
ちょっとした病院に行くにも、教習所に通おうにも、旅行に出かけるにも、至るところで性別が付きまとわってくる世の中ですから。
よく、「戸籍変更はゴールじゃなくて、通過点だ。」という言葉を耳にしますが、本当にその通りだと思います。
GIDということは、自分の人生の一部であって全てではありません。
そして、戸籍変更をしたって一生続くホルモン治療や、どうしてもカミングアウトをしなければならないことが起きるかもしれません。
GID的な側面からしたら、戸籍変更まですることがゴールだと思います。
中には戸籍変更をしない方も多くいると思いますし、戸籍変更の必要性を感じていない方もいると思います。
もちろんいろいろな意見、考え方があっていいと思います。
レインボーな世の中になりつつありますからね!
けれど自分は、戸籍変更までしなければ、ただの自己満足で終わってしまうような気がします。
法的にも認められてやっと本当の男性になれた気がします。
こうして、ゴールを迎えてみて、嬉し過ぎて、なんとも表現しがたい気持ちです。
通過点だとは思うけど、やはり込み上げてくるものがありますね…
長い時間と、お金と、労力とをかけてここまで来ました。
家族をはじめ、今まで関わってきたすべての人に感謝です…本当に。
戸籍変更が完了したことを、いろんな人に報告すると、皆様自分のことのように本当に喜んで祝福してくれます。
母は、声を震わせて喜んでくれました…
そんなこんなで、あと少しの手続きと、関係各所への連絡で完全に”普通”に生きていけます。
こんな日が来るとは、夢にも思わなかったなー。
たぶんこれでもうこのブログを更新することもないでしょう。
こうやってネット上でFTMとして存在することが、いつまでも”自分はFTMなんだ”ということに縛られるような気がします。
生まれもったこの女体は、どんな手術をしようが、どうしたって、死んでも完全な男性になることはできません。
だから死ぬまでFTMである事実に変わりはないけれど、自分がFTMということを忘れられるような日がくれば、人生なんぼ、勝ちだと思います。
ネットを通じでて仲良くなったGID関連のお友達とは、完全な埋没生活をしたからといって、当然、友達でなくなるわけではないし、一生の付き合いをしたいと思う人とも巡り合えました。
けれど、とりあえずネット上からは消えます!
一応、こんな奴と連絡を取りたい方、もしくはいろいろご質問等ある方用にメールアドレスは載せておきます!
はたまた、こんな奴でよければ相談にも乗りますよ!
上で書いてることと、言ってることが矛盾しているかもしれませんが、質問、相談くらいいくらでも乗りますから!
たぶん戸籍変更までの知識ならかなりある方だと思うので笑
sora5091@yahoo.co.jp
皆様が生きたいように生きられることを願っております!
それでは皆様、さようなら~!!!
お元気で!!!
