皆さんはじめまして、大石奈央です。
今回「幸せになるために」で初舞台を踏ませていただきます!

この作品の題材となっている
"日本航空123便墜落事故"

この事故が起こった1985年、私はまだ生まれていませんでした。しかし当時10代だった母にとって忘れられない事故だったそうで
「生き残った女の子と年がほぼ変わらなくて衝撃だった。怖くて、寝られなかった」と
そういった話をよく聞いていました。

実家の本棚に並んだ事故関連本の表紙
テレビから流れる事故の特集番組とそれを見ながら当時の話をする両親の声

このような環境の中で小さい頃はただ漠然と
「飛行機こわい」と思っていましたが、年を重ねると共に私にとっても印象深い事故として心に根付いていったような気がします。

そんな大切な題材だったので、オーディションの話を聞いた時直感的に"この舞台に立ちたい!" と強く思ったことをよく覚えています。


どれだけ記事を読んだとしても
資料を見たとしても
あの時123便で何が起こっていたか
524人がどんな思いで飛行機に乗っていたか
その全てを知ることは不可能だと思います。
事故を取り巻いたすべての人の声、すべての世間の声を知ることもまた同じく。

稽古で出来た痣を見ながらいつも最初に湧き上がるのは

「こんなもんじゃない」

そんな気持ちです。
どんなに痛かっただろう。怖かっただろう。
必死だっただろう。
あの飛行機に乗っていた人。乗らなかった人。
助けた人。助けられた人。助けられなかった人。
待っている人。帰ってこない人。

その全てを捉えることは出来ないからこそ、1人1人の思いにできる限り誠実でありたいという気持ちで、日々稽古に取り組んでいます。


東京公演まで残りわずか。
観てくださる皆さまに届けられるよう
大切に、全力で演じます。

ぜひ劇場でご観劇ください。


集中稽古中の風景をお届けします…!



右下から時計回りに
私(大石奈央)、上之薗理奈ちゃん、赤松美空ちゃん、浅蔵るかちゃん、鎌田楓花ちゃん、吉永毬乃ちゃん。