
5歳になってすぐに始めたプール。
なぜか生まれつき脚力が異常に強いので、
最初は体操を習いに行って自信をつけて
もらいたいな、と思っていた。
でも体験させてみたら、
娘の選択は「プール」一択だった。
お風呂で顔もつけられないのに?
恐怖心が人一倍強いのに?
なぜだか理由は分からなかったが、
本人がやりたいと思うのなら喘息のためにも
体力つくし、いいかなー?
そんな流れでやることになったスイミング。
スクールの方針なのか、無理はせずとにかく
みんな楽しそうに水遊びから始まった。
恐怖心や警戒心の強い娘にはピッタリはまったと思う。
準備体操の動きをまねたり、順番に並んだり。
自閉症スペクトラムの特性はとくに出ず、
強いて言えば水の中でジャンプをしているのが他の子より多目なくらい。
でも慣れてきた数ヶ月後に、てんかんの診断がでた。
せっかく楽しめるものを見つけたのに。
スイミングは諦めるしかないのかな。
病院の先生は、「きちんと監視の目があれば問題ないですよ」と言うけど、
もしプールで発作が起きたら?
痙攣に慣れてる人なんていないだろうし。
まだまだ偏見が多い病気だし。
もし退会することになっても本人に納得させるのも難しいので、コーチに相談する場に娘も同席させた。
話の内容が分からなくても、『お話した結果、出来ないんだ』ということが視覚的に分かればいいかな、と思った。
そしたら
『続けても大丈夫ですよ』
………え?
いつもの聞き間違えかと思ったら、
偶然にも担当のコーチは以前、てんかんの子を受け持ってたそうで。
その子の親御さんから同じように相談を受けたことがあったとか。
誰だか存じませんが、同じてんかんの子を持つ親として感謝します……!!!
前例があるかないかって、大きく違う。
きっとその子の親御さんも不安とか絶望感とかに押し潰されそうになりながら相談したんだろうな。
もちろん、少人数のクラスだったり、担当のコーチ以外にも監視のスタッフさんがいたり、そういう環境が整っていたから可能なところもあると思う。
「いざという時の救命講習も皆受けているし、より気をつけて見ていきます」
え、これは巷で噂の神対応ってやつ…!!
OKを出してくれた先生も、
神対応のコーチも、
皆様ありがとうございます
こんなに人に感謝したことあっただろうか
と思うくらい、感謝感激でした。
ポヤっとした表情で聞いていた娘も、後で「プール入れる?」と不安そうに聞いてきたので本人も不安だったのかもしれない。
今後は、こちらも勿論気を付けて見ていかないといけないけれど、本人が好きなことを続けられるのは本当に良かった。
これからも大変な事やどうしても諦めないといけない事もあるかもしれないけど、この日の出来事はきっと私も娘も一生心に残ると思った。
