講談社+α新書

≪一度も植民地になったことがない日本≫




なんだこの真面目なタイトルわ・・・


って引かないでくださいあせる

実際、それほど重くないですよ。






著者が数十年、欧州で暮らしてきて感じた、

ヨーロッパと日本の文化や目線の違い

外の世界と触れて初めて考えた、日本のアイデンティティー

などを、

人とのふれあいや会話から綴っていきます。


今まで当たり前すぎて考えなかったけど、

他の国々と比較してみると、こんなにもイレギュラーで、

あの頃の日本はこんなにも人々の心が進んでいて

こんなにも素敵だったのか

と、

日本の良さを伝えてくれる一冊です。


日本に生まれてきて良かったって思うし、

私たちが見落としている、もっと素敵ななにかが日本には沢山あるんじゃないかなって

探究心が芽生える。



ま、いいことばかりじゃないよ。

「古き良き」を大切にできてないところもあるし
語らない方がエレガントっていう日本の美徳は世界じゃ通用しないし

(良いところ沢山あるのに認知されない)
欧州(フランス)ではKAMIKAZEって言葉が本来の意味を逸脱して(9.11=KAMIKAZE)広まってるんだけど、それはキリスト教圏以外の考えは理解できないって心の現れみたいだし

日本人が、アジアの一員て実感がイマイチ湧かないワケとか・・・


とにかくボリューミーで中身も濃い!




・・・と、こんなに推薦してますけど、

図書館の返却期限を勘違いしてて、半分くらいまでしか読めずに返してしまったのです。

買おうかな。

手元に置きたいわ。