

【日銀政策決定会合の発表内容】
「マネタリーベースを来年末までに80兆円に拡大」
「長期国債の保有残高を来年末までに80兆円に拡大」
「ETFの保有残高を来年末までに3兆円に拡大」
「追加緩和は賛成5、反対4」
「わが国経済は、基調的に緩やかな回復を続けている」
「先行きも潜在成長率を上回る成長を続けると予想」



10月最終週で、アメリカの中央銀行FRBが行ったFOMC(日銀でいうところの政策決定会合にあたる)で量的金融緩和(QE)を縮小するという発表があったり、主要企業の決算発表が良好だったりした流れのなかで、今回の日銀の発表が行われてたニャ。
さらに、日本の年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が年金の運用方針を発表(⇒これは事前にある程度織り込んでいた)して、その内容は「年金運用先として国内株式の」運用比率を12%から25%にする」というものだったことから、これも株高につながる材料となったニャ!

①10月始めに起きた暴落の戻り相場が続く中・・・
②アメリカの主要企業の好業績の発表があり、
③FOMCでは米国の金融緩和縮小が決定(⇒この段階でドル高円安が加速)
④日銀が追加金融緩和を発表(⇒一気に円安と株高が進む)
⑤GPIFの運用方針が株高を後押し




2013年4月4日に発表になった異次元の金融緩和の後、わずか1か月半程度後に、一気に巻き戻しが起きて、日経平均は1000円を超える大暴落が起きたニャ!ただ、前回の金融緩和の時と違う点があるニャ。
①アメリカ経済が去年4月頃と比べて堅調であること
②資源(特にエネルギー関連)価格が下落していて米国経済をサポートしている
③年末商戦を迎えていて足元の雇用環境や業績が上向いているため堅調な状態にある
だから、今回のオーバー気味の状態からの調整は起きるものの、その調整も長くは続かず、むしろ上昇局面が継続する可能性の方が強い感じニャ!
