テクニカル分析は一度見方を覚えると、どんな状況でも使うことができて便利ニャ。

なんかいろいろな分析方法があるからどれが一番いいのかわからないのよねぇ~・・・
わらないにゃ。

ウム。テクニカル分析は、「どれがいいか?」というより、「どういう見方をするか?」ということが一番大事ニャ。そこでこれから銘柄選びの時にあるテクニカルを使って銘柄判断をしてみようと思うニャが、そのテクニカル分析は『MACD(マックディー)』というニャ。

MACD (Moving Average Convergence/Divergence Trading Method)
2本の移動平均線を使って、相場の周期とタイミングを捉える指標です。2本の移動平均線はそれぞれ、MACDとシグナルといい、この2つの傾き・交差の状況からトレンドの方向性を探るという利用方法がよく使われています。また、2本の移動平均線をグラフ化したMACDヒストグラムも同時に使われています。

・1本目の移動平均線(MACD) (チャート下部にあるグラフのうち、赤線
計算式:基準線-相対線
基準線(EMA):過去12日(週・月)間の終値指数平滑平均
相対線(EMA):過去26日(週・月)間の終値指数平滑平均

・2本目の移動平均線(シグナル) (チャート下部にあるグラフのうち、青線
MACDを単純移動平均化したもの

・MACDヒストグラム (チャート下部のグラフのうち、緑グラフ
MACD=シグナルの時、数値は0となる
MACD>シグナルの時、数値はプラス圏にグラフが伸びる
MACD<シグナルの時、数値はマイナス圏にグラフが伸びる

とまぁ、MACDで使われている基準はこんな感じになっているニャ。ここで、実際にチャートにMACDを描いてみるニャ。

20140926UBICのMACD診断

まず、①のタイミングで株価は横ばいから上昇がスタートしているニャ。MACDヒストグラムも0軸より上に位置していることから、上昇トレンド継続中となっているニャ。(買いのタイミング)
そして、②のタイミングでMACD(赤線)とシグナル(青線)の交差が起き、MACDヒストグラムも0軸より下になっているニャ。(売りのタイミング)
さらに、②のタイミングから③のタイミングにかけて、『株価は上がっているがMACDとシグナルは下落している』という現象が起きているニャ。これは『ダイバージェンス』といって、近いうちに相場が大きく変動することを示しているニャ!

・ダイバージェンス現象
株価が、以前の高値(安値)水準よりも上昇(下降)しているにもかかわらず、MACDとシグナルの水準が、以前の高値(安値)をつけた時の水準よりも下(上)に位置している状態のことで、株価とMACD・シグナルの逆行現象のことです。
ダイバージェンスが起きた時は、株価が大きく変動する可能性が高いことを示しています。

2158UBICの今後の展開を予想!
①MACDとシグナルがゴールデンクロスしそう
②MACDヒストグラムがプラス圏に転換しそう

ということで、ちょっと注目銘柄としてリストに追加だニャ!