組織体として変化を受け入れる力について書いてある章で
「共同体=会社一家」の弊害について書いてあった。
もちろん「会社一家」「家族的経営」とはいい響きを持っている。
しかし一方で既存の権益(今給与の高い人、権限を持っている人)が
保守的になってしまえばこの思想・方針は組織の硬直性をもたらし
ダウンサイドリスクのほうが大きくなってしまう
また、別の章では現場での話として
「BCP(事業継続計画)はきちんと準備してあった。ただ、その中で現場に意思決定を委ねるために指名しであったリーダーのうち、(組織のハイアラーキーに沿った)
職制だ、という理由で選ばれていた人の中には、機能しなかった人がかなりいた。一方、予想外に、
職制を超えて、マニュアルにおける想定を上回る事態が発生した場合でも、臨機応変に対応できる人も存在した」(P189)
組織の序列の後半にいる人間としては、「いかなる時でも臨機応変な態度をとれるようにするには」という視点は重要だし。序列の前半にいる人間としては「いざというときに力を発揮できる人間をどうやって見付ける、または育てるか」という思考が欠かせない。
そして、著者はリーダーというポジションを3つに分けている
「中央のリーダー」
「現場のリーダー」
「将来のリーダー」やはりこういったマクロの視点、ミクロの視点両方から書かれている本でも
どうしても組織論に目が行ってしまう ( ̄△ ̄)
変化の時代、変わる力―続・経営思考の「補助線」/御立 尚資
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