11月中旬の週末、1泊2日の西沢渓谷の旅に行ってきました。立川からかいじ号で塩山駅まで約2時間。紅葉の季節だけあって満席でしたが、多くの人はぶどうの丘駅で下車していきました。私達は塩山駅で降り、そこから西沢渓谷行きのバスに乗り途中下車して恵林寺に立ち寄りました。
塩山駅前の商店でも、バスから見える民家でも、干し柿を吊してる光景が多く見られました。色鮮やかでかわいい。
恵林寺は戦国武将・武田信玄のお墓があることで有名です。
入口からしてなかなか立派なお寺で期待が高まります。黒門には「雑華世界」の文字。門をくぐると並木道になっていていい感じ
道脇にはカフェも発見。バスは1時間に1本しかないので、時間が余ったらここでお茶しようかななんて思いながらてくてく。

並木道が終わったところには[下馬]の石碑↓時代を感じます。
四脚門(赤門)↓この門は織田信長に全山焼かれた後、徳川家康によって再建された当時のもので、国の重要文化財に指定されてます。
三門↓
「安禅不必須山水」(あんぜんかならずしもさんすいをもちいず)「滅却心頭火自涼」(しんとうめっきゃくすればひもおのずからすずし)という有名な言葉が門の両側に掲げられています。
この句は・・・武田氏を滅ぼした織田軍が恵林寺に押し寄せ、潜伏保護されていた者達を引き渡すように快川和尚に命じたが拒否され、怒った信長が三門に約100人の僧侶を封じ込め火を放った。その壮絶な最期を遂げた際の快川和尚の句だそうです。熱いものも心掛け次第で涼しくなる程度の意味しかしらなかった私は、焼かれて死んでいく際に詠んだ句だった事を知り、衝撃でした![]()

三門をくぐると、いい感じの庭があります。お天気が良く、紅葉がきらきら綺麗でした。
そして正面には↓開山堂。堂内には恵林寺を開いた「夢窓国師」、例の三門の句を詠んだ「快川和尚」、その弟子で三門焼き打ちの際、快川和尚の命で火を逃れ、のちに徳川家康の命で恵林寺再興にあたった「末宗和尚」の三像が安置されています。そしてここの屋根の彫刻がとっても素晴らしい!!見上げると木彫りの雲、その中に風神雷神の彫りがありました。とっても格好良いです。
アップにした雷神↓なぜか逆さです。
庭の奥の歩道沿いには十二支を掘った石の灯篭が並びます。
これは蛇↓
庭を散歩していると、どこからともなく猫の鳴き声。声がする方に行ってみると宝物館受付に猫がしっかり座っていました。私達が近づいても全く動じず逃げません。
そして本堂へ。入場料300円。良心的です。
入口には武田信玄の絵。怖い顔しぶい。
「風林火山」の屏風前から入場です。
法事をされている方々もいる中、観光客もうろうろしてます。ここは法事用の控室のようですが、普通に入れます。中庭の紅葉が見えていい感じ。
外廊下脇には枯山水の石庭。
木の渡り廊下を渡って、うぐいす廊下もありました。歩くたび音がなる床です。敵の侵入を防ぐためとか。その廊下を抜けたところ明王殿に武田不動尊が安置されています。(比叡山より大僧正の位を受けた際、記念像として京都より仏師の齊藤康清を招き、対面で模刻させたという等身大の不動明王です)腕の毛をとって胸に塗りこんだとか。。。像は暗くてよく見えませんでしたが、うぐいす廊下が楽しめました。
武田信玄と家臣達のお墓を通って(墓前のまっすぐな杉の木が立派です)、国指定名勝の庭園へ。紅葉が池に映ってと~っても綺麗♪しばし写真を撮ったりのんびりとひなたぼっこ。
中庭にはもみじ![]()

紅葉ごしのしゃちこほ↓
そして最後の大広間にはこんな素敵な絵が。他にも建具に富士山の模様などもあり、細部まで凝った作りに感心しました。
とても見どころのあるお寺で大満足。リピーターになりたいです。
↓売店にも干し柿。
さて、そろそろバスの時間になってしまいました。11時半頃から2時間程恵林寺を見学しました。境内のお店で草もちを買ってぱくり。冷えてる。。。そして無事1:40の西沢渓谷行きのバスに乗りました。
バスに揺られる事、約1時間。途中からは乗客は私達だけになり、ずいぶん山奥までやってきました。本日の宿は西沢渓谷から車で5分「リゾートハウス鶏冠荘」です。2時半頃到着。バスを降りるとすっかり寒いです。ひとまずチェックインをします。夕食は6時からとのことで、来る途中に気になった広瀬ダムまでちょっとお散歩へ。
広川橋を渡って・・・歩いて10分くらいでダムへ到着。周りの山は紅葉してて綺麗です。
水面に雲が映って思わずパチリ。
ダム周辺にはダムの仕組みなどの説明書きがありました。「ここ広瀬ダムは岩を積み上げたロックフィルダムで山梨県内でいちばん大きい」そうです。ひととおりお散歩して、宿へてくてく戻ります。
宿に戻って、貸切風呂であったまり、6時から楽しみな夜ごはんです。小さな舞台がある宴会場に用意されています。まず量の多さに驚き、全ての料理に工夫があり、とっても楽しく美味しかったです。
山梨はブドウ(ワイン)が有名ですので、ワイン豚(ワインを飲ませて育てた豚)のしゃぶしゃぶ、ワインを練りこんだ薄紫色のほうとう、手作りの刺身こんにゃく(ゆず味噌添)、きのこのバターホイル蒸し、などその土地のものが出てきて嬉しいです。旅行に来た甲斐があるってものです。付け合わせのキャベツも家でつくってますって言ってました。その他にも馬刺し(美味♪)、かぼちゃの煮物、サーモンのカルパッチョ風サラダ、焼エビ、はな豆の甘く煮たの、茶碗蒸し、そしてデザートにブドウ。ふぅ~全て美味しく満腹~。追加でビールと梅酒を頼んだのですが、その梅酒が手作りで梅の味が濃厚で美味しかった~♪一緒に漬けてた梅もくれました。もっといる?なんて聞かれて、昔実家では梅酒を作ってたな~なんて思い出しました。
身も心も満たされて、和室でのんびり。明日に備えます。湯たんぽも持ってきていただき、ぐっすり眠れました。
翌朝。部屋から見る景色はこんな感じ↓広瀬湖が見えます。晴れててハイキング日和![]()

朝ごはんは8時から。鍋の中↓は湯豆腐。あったまります。
おひつを開けるとはな豆と桜の塩漬けの綺麗なごはん
いろいろと工夫されています。
西沢渓谷までは車で5分。宿のだんなさんが送ってくれました。朝食べきれなかった、桜ご飯もパックにいれて持たせてくれました。これで1泊2食付き7,875円。超お得なお宿です。大変お世話になりました![]()
ハイキングのスタート地点には茶屋があり、途中で食べる用によもぎ餅を購入。西沢渓谷の地図をくれつつ、トイレの場所なども教えてくれます。
am10時。ハイキングスタート!
すぐに最初の滝が見えてきました。歩道沿いから見える「なれいの滝」
山の中に入ると紅葉は終わっていて、枯れ草が道に落ちててそれはそれでいい感じ。枯れ草をふみふみひとつめの橋を渡ります。
橋の上から。↓コンクリートだけどこれも滝かな?
お天気がいいので、虹が見えました↓![]()

水の流れを隣に見ながら山道を歩いていくと、どんどん渓谷っぽくなってきます
50分も歩くとこんな感じに。
ちょっと高いところから見ても水が青く透き通っていて、水中まで見えます
関東近郊にこんな水の綺麗なところがあるなんて感激です![]()
三重の滝↓(たぶん)。たくさん滝があって分からなくなってしまった・・・・。どこも水が青い。
竜神の滝↓
大久保の滝?↓水量の少なめのこんな滝もまた◎
貞泉の滝を上から↓見てみる。山道を渓流沿いに登っていくため、いろんな角度から滝が見られて楽しい♪水によって岩が削られてなめらかな面になっているのを近くで見れたりして楽しかったな~。真近で見る事ができるけど、一緒に流されたら大変
ちびっこが近づきすぎてお父さんに怒られてたりしました。

母胎淵↓水によって削られた淵なのかな。たくさんの水が溜まってるからか特に青い。奄美大島青の洞窟以来の青さだ。。。
枯れ葉と一緒のこんなのも綺麗↓
カエル岩など名前の付けられた大きな岩がある場所を通り、方丈橋を渡って、急な勾配を登っていると、
いちばんのメインの「七ツ釜五段の滝」がいきなり現れます。おぉ~カッコイイ~![]()

違う角度から。どうしてこんな綺麗にだんだんになるんだろう?自然って凄いなぁ・・・と改めて思います。
このメイン滝の近くで、草もちを食べるつもりだったけど、狭い道になっていて場所がないので、立ったまま滝を眺めながら草もちをパクリ。よもぎの香りがして美味しい。
滝を見ながら、ひとつひとつがプールみたい。夏だったら入りたいな~なんて思ってたら、カヌーの人達を発見!!この5段の滝を滑り落ちるの?!とても興味があったけど、準備中なのかなかなかスタートしないので、断念してハイキングを再開。(後日YouTubeで滝を滑り落ちる様子を見ました。凄い怖そうだけど楽しそう。いずれやってみたい♪)
出発から2時間15分。あと少しだ![]()

そういえば、西沢渓谷周辺にはこんなレールが残っている場所が所々にあります。これは三富村と塩山駅を結ぶトロッコ軌道の跡です。木材搬出の為に昭和8年~43年まで使用していたもので全長36km。自然勾配を利用してブレーキだけで下り、上りは馬で引いていたそう。へぇ~。
山頂付近には霜柱。子供の頃よく見たな~と懐かしくなって写真を撮ってしまいました。
木の葉も冬模様![]()

山頂を通り越し、山の反対側まで出てきました。七ツ釜五段の滝の全貌を遠くから眺めます。いいねっ♪
しゃくなげ群生地の近くには「しゃくなげ橋」とう吊り橋。模様もしゃくなげ。
昔、ここから誤って沢に転げ落ちた人がいたとかが由来の「いこりころばし」や「ひこいっちゃんころばし」などがある。けっこうたくさん落ちてる・・・昔の人は大変だったな![]()
山頂のトイレを逃したため、速足で山を下っていきます![]()

展望台がありました。左中央のぽこっとしている山が鶏冠山のようです。2115m![]()

ちょっと近道をして、1時20分頃下山完了。「西沢渓谷入口」バス停までのどかに歩きます。次の帰りのバスは14:40発。1時間以上あるけど、座りたいので1番で並んで待つ。スタート前によもぎ餅を買ったお店で再度よもぎ餅とコーヒーを買って、ひなたぼっこしたり、ストレッチしているうちに他の人も並びだした。下のほうはまだ紅葉も綺麗↓
バス出発。小さめのバスだからすぐに満員。私達はもちろん座れましたが、途中の登山口から乗ってきた人などは立ちのまま。1時間程で塩山駅まで帰ってきました~
帰りの電車は5時半。時間があまってしまったので、立ち寄り温泉を探しつつ、塩山の駅周辺をうろうろしてみました。何もない・・・![]()
最近のお気に入り、立川駅の中にある「長田本庄軒」のやきそばを楽しみに帰りました。
ぼっかけやきそば。牛スジ入り。ソースの味が懐かしい。美味![]()
西沢渓谷の旅。Goodでした



