みなさん、こんにちは。

 

 もう2年半以上になりますが、新型コロナウイルスに罹患してから、原因のはっきりしない頭痛と腹痛が続いています。

日によって症状の波はありますが、完全にすっきりする日はまだ訪れていません。

 

私と同じように、あるいは私以上に、新型コロナウイルスの後遺症に長く苦しんでいる方が、今も決して少なくないと耳にします。

社会全体としては、コロナ禍以前の日常を取り戻しつつあるように見えるかもしれませんが、水面下では今も続く闘いがあります。

 

そんな中、先日ABEMA Timesで『「いつまで続くのか…」 新型コロナ後遺症の苦しみ 「第12波と言われるほどまだ流行っている」医師が指摘する現状と課題』と題された記事を目にしました。

この記事は、まさに今、後遺症に苦しむ人々の声と、医療現場が直面する厳しい現実を伝えています。

 

今回は、この記事で指摘されているコロナ後遺症の「今」をご紹介しつつ、私自身の2年半以上にわたる経験も交えながら、この問題について改めて考えてみたいと思います。

 

ABEMA Timesが伝えるコロナ後遺症の「今」 

 

ABEMA Timesの記事では、コロナ後遺症に苦しむ患者さんの声や、診療にあたる医師の視点から、いくつかの重要な現状が指摘されています。

 

1. 終わらない流行と新たな後遺症患者の発生 

記事の中で医師は、「感染者はまだいる」と指摘しています。

これは、感染の波が繰り返される中で、新たに後遺症に苦しむ人々が今も増え続けていることを意味します。

パンデミックが過去のものとなりつつあるという社会の空気とは裏腹に、医療現場では依然としてコロナ、そしてその後遺症との闘いが続いている現実が浮き彫りになります。

2. 多様で長期化する症状 

後遺症の症状は、倦怠感、ブレインフォグ(思考力・集中力の低下)、息切れ、頭痛、味覚・嗅覚障害、脱毛、そして痛みなど、非常に多岐にわたります。

記事に登場する患者さんも、複数の症状が長期にわたり続き、日常生活に大きな支障が出ている様子が語られています。

回復までに数ヶ月から数年単位の時間がかかるケースも珍しくありません。

 

3. 診断・治療の難しさ  

 

コロナ後遺症には、客観的な診断基準や特異的な検査法が確立されていません。

そのため、症状を訴えても「気のせい」「精神的なもの」として片付けられてしまったり、原因が特定できずに複数の診療科を転々としたりする患者さんも少なくない、と記事では触れられています。

 

また、根本的な治療法もまだ見つかっておらず、対症療法(症状を和らげる治療)が中心とならざるを得ないのが現状です。

医師も患者さんも、手探りで治療法を探していくしかない困難な状況に置かれています。

4. 社会生活への深刻な影響

長期化する体調不良は、学業や仕事の継続を困難にし、経済的な困窮に繋がるケースもあります。また、周囲からの理解が得られにくいために孤立感を深めたり、精神的な負担が増大したりすることも、記事では示唆されています。

 

後遺症と向き合う日々の見えない課題 

 

ABEMA Timesの記事で語られている課題は、後遺症を抱える多くの人々が日々直面している現実です。

特に「周囲からの理解不足」は、見えない大きな壁となります。

 

倦怠感やブレインフォグ、痛みといった症状は、外見からは分かりにくいため、「怠けている」「気の持ちようだ」といった誤解を受けやすいのです。

症状に波があることも、理解を難しくさせる一因かもしれません。

 

また、医療体制の問題もあります。後遺症を専門的に診る「コロナ後遺症外来」は増えてきましたが、まだ十分とは言えず、予約が取りにくかったり、地域によってはアクセスが困難だったりする場合もあります。

 

そして、終わりの見えない症状は、精神的にも大きな負担となります。

回復への焦り、将来への不安、社会から取り残されるような感覚…。

これらと向き合い続けることのつらさは、経験した人でなければ完全には理解しがたいかもしれません。

 

私の経験:2年半以上続く頭痛と腹痛 

 

私の場合は、冒頭でも触れましたが、2年半以上続く頭痛と腹痛が主な症状です。

特に頭痛は、後頭部から首筋にかけて締め付けられるような鈍い痛みが持続し、ひどい時には日常生活にも支障が出ます。

 

集中力が続かず、以前のように仕事や読書に没頭することが難しくなりました。

腹痛も、いつ、どのような状況で起こるか予測がつかないため、常に不安がつきまといます。

 

外出先で急に動けなくなったらどうしよう、という心配から、以前よりも行動範囲が狭くなったと感じています。

これまで、脳神経外科、消化器内科、心療内科など、複数の医療機関を受診し、様々な検査を受けました。

 

しかし、いずれも明確な器質的な異常は見つからず、「原因不明」あるいは「コロナ後遺症の可能性」という診断に留まっています。

処方される薬も、症状を一時的に和らげる対症療法が中心で、「治癒」には至っていません。

ABEMA Timesの記事タイトルにある「いつまで続くのか…」という言葉は、まさに私自身の心の叫びと重なります。

元気だった頃の自分を思い出し、もどかしさや焦り、時には喪失感に近い感情に襲われることも少なくありません。

「いつか治る」と信じたい気持ちと、「このままなのかもしれない」という不安の間で、心が揺れ動く日々です。

 

求められる社会の理解と未来への希望 

 

この記事や、私のような個人の経験を通して、コロナ後遺症が決して「気のせい」や「甘え」などではなく、ご本人にとって非常につらく、生活を一変させてしまうほどの現実的な問題であることを、少しでも多くの方にご理解いただけたらと切に願っています。

後遺症に苦しむ人々が必要としているのは、まず社会的な理解と共感です。

 

そして、原因究明と治療法開発のための研究のさらなる推進、適切な医療や社会的・経済的支援を受けられる体制の整備が急務です。

 

今、同じように後遺症で苦しんでいる方々へ。

あなたは決して一人ではありません。

この長く暗いトンネルにも、いつか必ず光が差すと信じたいです。

互いに情報を交換したり、気持ちを分かち合ったりすることも、支えになるかもしれません。

 

後遺症と向き合う人々への眼差しを 

 

新型コロナウイルスの影響は、感染の波が落ち着いたように見える現在も、後遺症という形で多くの人々の生活に影を落とし続けています。

ABEMA Timesの記事は、その見過ごされがちな厳しい現状と、医療や社会が抱える課題を改めて私たちに示してくれました。

 

後遺症に苦しむ人々が孤立することなく、適切なサポートを受けながら、少しでも穏やかな日常を取り戻せるように。

そして、一日も早く有効な治療法が確立され、この苦しみから解放される日が来るように。

社会全体で関心を持ち続け、理解を深めていくことが、今、求められているのではないでしょうか。