こんにちは

オタマが届く前に、アフウシこと
アフリカウシガエルがどんなカエルなのか
紹介します。

アフリカウシガエル(Pyxicephalus Adspersus)はアフリカのサバンナに暮らしている大型のカエルです。
雨季のシーズンになると浅い池の周りに集まってきて虫やほ乳類や鳥類から蛙まで、口に入りそうなものならなんでも食べます。

一番の特徴はやはりそのサイズで、20センチ後半になる子もいるみたいです。
カエルにしては珍しく♂が大きくなります。
メスは小さくて淘汰されやすいからか、
あまり出回っていません。
手に入ったらラッキーですね!




DSと比べてもこんな感じ。まだまだ大きくなります。

また、非常に攻撃的な性格の個体が多いことも有名で、外敵を追い払いオタマジャクシを守る行動が野生下で観察されており、テレビでも放映されていました。
カエルにしては珍しく、下顎に発達した大きな鋭い歯を持っており、これを武器に池に近づく大型動物を追い払いったり獲物を仕留めたりします。




ネズミも余裕で仕留めます。

ほかの特徴としては、これは日本のような四季のないエリアに棲むカエルに比較的よくみられますが、皮膚を繭のように固めて休眠します。冬眠のように低温から身を守るというよりは、乾季の乾燥から身を守るようですね。私はまだやったことがないですが、繁殖には必須なのでいずれブログでネタにできればと思っています。
このへんはツノガエルと一緒ですかね。

ちなみに、日本で出回っている、最もポピュラーなアフリカウシガエルを正確に表現する日本語を私は知らないです。あるのかな…
英語でGiant african bullfrogといえばこいつを指します。

アフウシには最も基本となる、
Adspersusのなかまを特徴付ける遺伝子を持つジャイアントアフウシのほかに、

一回り小さいコガタアフウシとして売られているEdulisのなかまを特徴付ける遺伝子を持つ種類、その中間の性質を持つもの…
といくつか別種が知られています。
日本ではソマリアに住む個体と、モザンビークの個体群がたまに流通しています。
これらは最終的なサイズの平均や顔つき、模様のパターンごとに微妙な違いがあり、茶色の色違いポケモンみたいなタンザニアアフウシ、黄色と紺のコントラストが美しいという噂のボツワナアフウシ等にいたっては国内でほとんど情報がない、まだ見ぬアフウシたちです。
全体的にある程度の共通のDNAを持っているらしく、
それを持つものがPyxicephalusの名前を冠することができるというわけです。
(例…Pyxicephalus Adspersus)

学名の由来は
pyxicephalusが箱みたいな頭をしている
Adspersusはアマガエル

だそうです。日本のアマガエルみたいに、雨降ったらそこらじゅうに湧いてでてくるからこういう名前なんでしょうか、一度みてみたいものですね。

最後に、攻撃的と書きましたが現在流通しているのは飼育下繁殖個体(CB個体)が基本であり、私のカエル仲間達の知アフウシ(?)を見ていても比較的温和な子が多い気がします。丈夫で餌食いもよく、非常に飼いやすいカエルだと思います。なにより可愛い!

飼育方法やよく一緒くたに纏められるツノガエルとの違いについてはまた別の機会に。

アフウシはいいぞ!


おとなしく手に乗るアフウシ