席を探すのも大変だったけど、運よく席を確保してPCを開いて、やっと一息つけた。
私はいつものように周囲の観察を始める。
最近自分に余裕がでたのか人の観察がおもしろい。
残業前の一服、デートの待ち合わせ、仕事の打ち合わせ、お仲間ノマドワーカー、と想像しながら見渡していると、30歳過ぎぐらいの女性に目が留まった。

端正な顔と少しぽっちゃりしているが綺麗な人。
一人で座っている。
しかしなにか違和感がある。
なぜ

うっ!この30代(たぶん)美女、

胸元のリボン、靴はフェラガモリボン、バッグもリボンが付いている。
よく見ると靴もバックリボン、ネイルにもリボンアート!
これだ

10代女子じゃない、しつこいがおそらく30代女子である。
もちろんピンクフリフリではないが、リボンの数が多いのだ。
そして顔はかわいいよりも綺麗なタイプ。
正直、似合わないのだ。
折角の美人がもったいないなあと思いながらなんだか見てはいけない気がして、
私は画面に向かうことにした

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で、自分がその年の頃、先輩や後輩を思い出してみて、
「あー私らもやっちゃってたわ!!」
人によってそう思う時に違いはあるだろうけど、30歳頃って女の子卒業を周囲も自分もなんとなく感じてきちゃって、大人にならなきゃといけないと思うんだと思う。
職場ではもう後輩だらけ、役職がつくこともある。
かわいいなんていってられない感じと、
まだ若いのに女の子扱いが受けれないという複雑な思い。
彼氏がヨシヨシしてくれるタイプだったら良いけど、これまた男子も疲れているからむしろヨシヨシされたいし、誰かかわいがってくれ、という思いかな?
簡単に言うと女の子というものへの執着なのかしら?
そして、つい買ってしまうので全身にリボンが多くなる。
あんな綺麗な人もやっぱり、、、
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帰ろうと駅に向かう私の前を50歳代のおばさまが二人歩いている。
あー
この人たちもたくさんリボンをヒラヒラさせている
クラクラ

