前回の第5話で書いた話に読者からメッセージが届きましたので公開します。



松宮先生、いつも楽しく読ませていただいております。

  (中略)

今回の先生のお話を読んでそれと同じような話が私の道場でも行われています。

私の先生は、元○○会館の人間で、雑誌やテレビにも出ている有名な人物ですが

とても女癖が悪く、○○会館も女性問題が原因で破門になりました。

  (中略)

破門になったあとは、自分で○○○○という団体を立ち上げ、そこそこ人も集まって

いるのですが、やはり女癖の悪さは直りません。

かわいい女性会員が入会すると、自分の携帯の電話番号を書いた紙を渡して、あと

で連絡するようにというのです。

  (省略)



最後にその方は、その先生に意見を言ったところ、次の練習日の組み手で大怪我を

負わされたということであった。


そういう指導者が、いるということは大きな恥である。

空手の先生といっても、その実情は一般常識もないようなひどい人間もいるのがこの

世界である。


それを見分けるのは、なかなか難しいが、もしそうだとわかったら、すぐやめるべき

だろう。


その方は、その道場に行くことが毎回苦痛でしかたなかったのだそうである。


私は、芦原英幸先生のもとで約22年間学んだが、そういう部分ではまじめですばらしい

先生であった。こんな話を先日も大阪府警のAさんとしていたところで、その当時芦原

道場に通っていた者たちは、毎回毎回道場に行くことが楽しくてしかたなかったのを思い

だした。


楽しくなければ続かない、弟子を奴隷のように扱う道場は、すでに空手の道場ではない

と芦原先生は常々語っておられたが、まさにそのとおりだと思う。


その読者が、投稿してきてくれたメッセージには、もっと詳しくその○○先生(実際は実名)

のさまざまな悪行について書かれていたが、その部分を改めてとりあげることもないだろう。

そういう道場は、遅かれ早かれ淘汰されるだろうし、弟子も離れていくだろう。


みなさんもよい道場、よい先生を見つけましょう! (^0^)/