どうも雲です。
僕はかなり明らかな発達障害なのですが、内にこもったまま今まで過ごしてきたせいで誰にも指摘されることはありませんでした。発達障害という言葉を初めて知ったのも高3です。
それまでずっと「それにしても何かがおかしい」という考えと、「いやでも人間みんな自分のことを特別だと思っているからやっぱり勘違いか」という考えがせめぎ合っていました。
高3のとき、こういうことがおかしいんだ、というのを思い切って友達に暴露しました。全部書ききれたわけではないけれど、その場で思いついたことだけでも長文LINEになったことを覚えています。
そしたらその友達がすごく共感してくれて、それはおそらく発達障害だと言いました。
その友達も僕も発達障害だったわけです。それから色々調べて、精神科に行ったりして今に至ります。
この発達障害というのが、僕が性同一性障害を自覚するまでこんなに長くかかった大きな要因の一つだと思っています。とにかく今までの人生、この問題が思考の大半を占めており、どうにか正しく生きようとあがいてもいつも上手く行かない。そのことしか考える余裕がありませんでした。生まれたときのままの性別で生きることが、「普通」でいるために残された最後の砦でした。
発達障害とのことを、思う存分吐き出したいと思います。
まだ許された(?)生まれてから小学生まで
幼稚園生の頃から、絵本を読むのが大好きでした。絵本を読んで文章を全て覚え、それを暗唱していた記憶があります。一字一句間違えないように暗唱するゲームでした。
年長の頃、母親と会話していて「しもやけ」という言葉を使ったら親に驚かれました。なんで驚かれたのかよくわからなかったです。
あとは幼稚園生の頃すでに、鏡の前で笑う練習をしていましたね。真面目に練習していたのに、親に見つかって笑われました。ただ笑う方法がわからなかったから、笑顔をつくる練習をしていただけです。
小学生になっても、本を読むのが大好きでした。というか小学生はずっと本を読んで過ごしていました。友達ができないので本を読み、授業がつまらないので本を読み、図書室に入り浸っていました。
小3で「油断大敵」を使ったら先生に驚かれました。驚かれたことにもっと驚きました。もっと多くの四字熟語を知っていた僕は、油断大敵なんて簡単な言葉は知っていて当たり前だと思っていました。(真相は今も謎。)
言葉についてはこれくらいにして、とにかく人間関係が上手くいかないことに気づき始めたのが小学生の頃です。小2,3はたまたま仲良くなれた子といつも一緒に過ごしました。小4になってからが一番人間関係に苦労しました。なぜか周りが自分から距離を置いていて、友達をつくることができませんでした。自分でもコントロールできないのですが、人に対してとても嫌味な態度を取っていることに気づきます。気を許した相手とは問題なく仲良くできるのに、それ以外の人をパッと気に入らないと判断したら睨みつけて無視したりとか、そんなひどいことをしていました。
ちなみに小学生の頃にやっていた思考ゲームがありました。例えば自分が家族と旅行に行くとします。そしたらそのことと全く無関係なことを一つ考える、というゲームです。初めのうちは簡単でした。クモが一匹死んだとか、八百屋さんが大根を売ったとか。ところが全く無関係なことなんて考えられないということに途中で気づきます。例えばクモが一匹死んだのは、クモの間でなにか感染症が流行っていたからかもしれない。そしたら旅行先でもその感染症が流行って規制がかかり、旅行ができなくなるかもしれない。どんなこじつけでも考えられてしまうので、無関係なことを考えるのは不可能だという結論に至りました。そんな話です。
あと左右の手で同じものを同じくらいのプレッシャーで触らないと気がすまなかったり、歩くときも地面の模様や道路の切れ目を見て、左右の足で歩数が合うようにしたりしていました。これは親に注意されたりしてなおりました。クラスの中でとにかく周りがうるさくて、うるさいうるさいといつも言っていました。あらゆるものの匂いが気になってこっそり嗅いだりしていましたが、これも親に言われてなんとか辞めました。全く関係ない話題をいきなり始めて、親に怒られたりもしました。思えば小学生は特に、理由もわからないのに親に怒られ続けて本当によくなかったです。
暗黒の中学生時代
個人的に最もヤバかったと思うのがこの中学生時代です。自分がいかにヤバいかということを十分に自覚していないのにも関わらず、年齢的にそろそろ何でも許されなくなってくる時期だったからです。とにかく空気が読めない、言ってはいけないことがわからない、なぜ人が離れていくのかわからない、そんな最悪なことばかりでした。
- 友達が中学生のときの写真を見せてきて、「うちの中学の体操服ダサかったんだよね~!笑」と言うので、「うーわださ」と真顔で言った。場が凍りつき、3人目が慌てて話題を変える。
- 友達がキャラクターAが好きだと知っているのに、「Aめっちゃ嫌い」と本人に向かって言う。
- 本人に向かって、その人がウザいとか、ここが嫌いだとか言う。
発達障害ってどんな感じ?
人間どうしがトランシーバーで通信しあっているとしたら、自分だけ違うチャンネルに繋がっていてなんの情報も入ってこないみたいな感じです。発達障害の友達が「周波数があわない」と言っていましたがまさにそういうことです。
周りの人間はみんな共通認識があって、何をするべきか何をしてはいけないのか知っている。
僕だけ違うチャンネルに繋がっていることにも気づかず、周りが同じ方向にさっさと進んでいる中呆然と立ち尽くしている。そんな感じです。人間と最低限の関わりを持ったところで誤解されてばかり。一方的に悪者にされます。
人に何かを伝えることが難しい。頭の中では何を伝えたいのかわかっているはずなのに、いざ口を開くと何を喋ったらいいのかわからなくなるのです。いろいろなことが頭の中でぐるぐるして、一体その中の何を喋れば伝わるのかがわからない。必要最低限な言葉を選んで喋っているはずなのに、なぜか伝わらない。見かねた母親がさっと話せば一発で通じる。そんなことばかりです。
治らない
多分これからも治ることはないのでしょうが、間違いのデータが増えれば増えるほど擬態しやすくなることを期待したりもします。なぜいけないのか全くわからないのに人から責められ、自分が不利な状況にばかり陥っていく。なにがいけなかったのか教えてくれる人もいない。大学生になってからわからないことは聞こうと務めるのですが、誰も大して教えてくれないんですよね。誰に聞いても、私は知りませんばかり。なんともリアルです。
ではまた。