エンジンポッドを斜めに設定し、クライムを始める。眼下には、フローティングシティーとどす黒い雲の渦が渦巻いている。くっそ、こんなにすごいのは、ほんと見たことないぜ。こんなストームに立ち向かうのは確かに無茶なのかも知れない。でも、このストームを消滅させないと、CWCが危ない。やっぱり、やるしかない。雲の中に入ると、かなりの揺れが襲ってくる。こんなでかいストームは、久しぶりだ。「ストームライダー1からベースへ。ターゲットに接近中、ストームは勢力を拡大中。ミッションは順調に進行中です。」「ラジャーキャプテンスコット。ミッションを続けて下さい。」「ラジャーベース。」と、空から雷が、ストームライダー1に直撃した。くそっ、デジャヴじゃねえか!!「ストームライダー1、状況報告を!!」とベース。「落雷による一時的なエンジン出力低下で済んだようです。セルフチェックで他に問題があるか確認中です。」「ラジャーキャプテンスコット。安全・・・確認でき次第ミッショ・・・続行すること。」「ラジャーベース。」"ベース、通信状態が確保出来ない。緊急時以外の通信を切断する許可をお願いだ。"「ラジャーキャプテンデイビス。許可します。」そして俺は通信を切断した。くそっ、以外と気付かなかったけど、ベースと切断されると、悲しいもんだな。"スコット。あとは俺たちだけだな。"「そうだな。頑張ろう、デイビス。」ストームの上空に到達すると、また見たことある光景が目の前に広がる。「デ・・・デイビス・・・こ、このストーム・・・」"あ、ああ・・・"「巨大すぎる。よし、行くぞ、デイビス!!」"っしゃあ!!!"
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俺らのストームライダーはゆっくりとストームの中に降下していく。高度5000mまで降下している、とコントロールパネルが伝えてくれている。ガレキが機体にぶつかり、コントロールが不安定になる。ディフューザーのロックを解除、発信準備だあ!!「ストームライダー1、ストームディフューザーを発射!」”発射!”俺たちの放ったディフューザーは、雷雲の中、まばゆい光を放ちながら、黒い雲へと突き進んでいく。”よっしゃああっ、いっけえええ!!!”
と。スコットの放ったディフューザーに雷が直撃、そのすぐ後ろを飛んでいた俺のディフューザーが突き刺さる。”う、うそだろう?!?!?”ストームディフューザー制御レバーを必死に動かすが、くっそ、反応してくれねえ!!ディフューザーはぐんぐん上空へと上がっていく。俺は、見ているだけしかできない。なすすべもなく。と、その時だ。不機嫌なディフューザーは、上昇するのをやめ、こちらに落ちて来る。「バクハツマデ、10ビョウ・・・」
