image

 

 

 

 

 

絵葉書が届いた

不定期だけどそれが当たり前のように

最近は思えてきた

 

 

いつもなぜその画を選ぶのか

それを考える時間が楽しい

今回の画は・・・・

 

 

 

「・・・・・・・。参ったなぁ」

 

 

 

あの人はいつだって俺の遥か彼方を行く

そこから動けないでいる俺を

いとも簡単に引き上げてくれる

 

「何処にいたって、お見通しってことか?」

 

 

ミネラルウォーターのキャップに手をかけ

乾いたのどを潤す

視界にとまるそれを眺め

ひび割れそうな心にも

一瞬でしみわたる

 

ほら、こんなにも穏やな気分になる

 

 

 

そろそろ、始動開始ってところかな

 

成長したなって・・・

言ってもらえるように

好きなようにやってみるよ

 

 

密かな楽しみ

だけど誰にでも分け隔てることのない

あの人のことだ

メンバーにもきっと小さなきっかけを

送り続けているんだろうな

 

 

「・・・明日、持ってきてもらおうかなみんなの分(笑)」

 

 

忘れないうちに、グループラインに

メッセージを入れてみる

 

 

すぐにつく既読3

 

「・・・・・・3か」

 

 

残りのミネラルウォーターを一気に飲み干し

就寝前のルーティーンに勤しむ

 

 

明日のことを考えていたら

自然と頬が緩んでいた