コロコロ笑う君があまりにも

爽やかだから

僕もつられてコロコロ笑う

 

 

 

 

 

 

 

時間も忘れてくだらないことを

ただ話していた風薫る頃

 

 

 

 

クルクル動く瞳がとてもきれいで

それをずっと眺めていると

君が不意に真顔になるから

僕はどうしていいのかわからなくて

 

 

 

 

 

 

 

言葉に詰まる・・・

 

 

じっと見つめる瞳は何かを語りかけているのに

僕はそれが何なのかよく分からなかった

 

たぶん・・・

分かりたくなかったのかも知れない

 

 

 

それからの君は

時々そんな瞳で僕を見ていることが

多くなって

それと同時に・・・

笑顔が少なくなっていった

 

 

 

 

 

いつしかその空気感が

たまらなくなって

僕も笑うのをやめた

 

 

 

今でもあの頃の僕を思い出しては

その瞳の意味をあれこれと考える

多感な思春期真っただ中の

風薫る頃の甘酸っぱい思い出

 

 

 

 

 

時は廻り

あす、久しぶりに君に会える

突然の便りに一気によみがえる

あの頃の君の笑顔

 

どうか、変わらぬ瞳で僕を見つけてほしい

 

もしも、あの頃と同じ思いでいてくれたのなら

きっと、僕は笑えるから

飛び切りの笑顔で笑えるから

君と同じように・・・

 

笑えるから

 

 

 

 

 

 

僕の大好な笑顔に

また会えると信じて・・・