同じ空間にいると
つい忘れがちな日常
ふと視線を上げると
同じタイミングで目が合う照れくささは
なんど味わっても
いいものだ・・・
読みかけの本に顔を半分だけ隠して
何気ない風でみつめる先には
目じりにたくさんのしわを寄せて弧を描き
ホンワカ微笑む顔
願わくばそんな日が
一日でも長く続けばいい
贅沢は言わない
それだけでいいと思うんだ
そのためにはなんだってする
ふふっ、
案外そんなことが
一番の贅沢なのかもしれないな
何気ない日常こそが
至極の贅沢・・・
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同じ空間に居れば
いつしか肩を並べて
未来を語れると・・・
そう思っていた
だけど、そう易々と上手くいくはずもなく
いつだって一歩先を行ってしまう
そのための準備と努力を惜しむことなく
今を生きているその姿は
それこそ、
目指した未来そのもので
その世界を今はただ
守りたいと強く思う
ふと見上げる先には
一向に読み進まない本で
顔を隠す俺の大切な人がいる
こうして
物言わぬ会話が心地いいと
思えるまでに
色々なことがあったね
その時々の経験は
どれも愛おしい自分自身
積み重ねた先に常に未来があると
今、そう確信している
ぶっきら棒な貴方の声
「・・・なんだ?」
「何でもない・・・」
わざとそうしているって
貴方を見ているだけでわかってしまう自分に
幸せを感じている
さて・・・コーヒーでも
入れましょうかね・・・
愛しい人に最高の香りを届けよう
「・・・・いい香り」
「でしょ?」
END
※画像は削除しています


