Important things are invisible.
I don't need flowery phrases. All I want is truth **** .
なんだよ・・・・これ
ある日、家に帰ると
あいつがよく手にしていた本と
・・・・・・渡した鍵が
綺麗に並んで置いてあった
何の前触れもなく
突然突きつけられた現実は
俺の時を止め
その場所から離れることは無かった
何日もそのままにしていた
本と鍵・・・・・
重い腰をあげ本を手にとると
あるページに紙が挟んであった
そこには短い英文が書き出してあって
最後のtruthとそのあとのスペースに
赤い丸がしてある
truth・・・・
・・・・・・わかんねぇよ
本を開くと全部が英文で
俺にはさっぱり理解できない
こんなもの読んでたんだ・・・・・
そう言えば・・・・・
俺、あいつがここで何をしていたか
気にしたこともなかった
好きなことをそれぞれがしてれば
あっという間に時間は過ぎていく
少なくとも俺はあいつが何をしていようが
ここに居る
それだけでよかったんだ
俺の傍にいる
それが全てだったから
くるりと見回すと
ただ無駄に・・・だだっ広い部屋
落ち着く居場所は・・・・・
あいつが座っていたソファーの足元
俺の定席
そうして始まった
一人の時間・・・・・・・
生涯忘れない
大切な時間の始まりだった