汗で額に張り付いた前髪を
指で掬い上げ
同じように汗ばむ肌の
翔くんの顔をじっと見る
きつく閉じた口元
フフッ、
俺の残骸を飲み込んでくれるかな?
翔くんのくちのなか
すっごく良かった・・・
身体の相性って大事で
俺の場合はそれが全て
翔くんの中はもっと締め付けてくれるかな
翔くんも・・・・抱きたいと思っているよね?
さっき大量に飲み込んだのに
もう、準備出来ちゃってる翔くん・・・
このまま続けても怒らないかな?
「・・・・はぁあ~、気持ちよかった!翔くん上手」
ゆっくり翔くんの口から引き抜くと
上目づかいで俺を見つめる翔くんと目が合う
まだ、それは口の中に留まっていて
飲み込むまではいかない
汚いってことかな・・・
俺はそのまま
翔くんの真ん中まで身体をずらして
自分のと擦り合わせてみる
「んんん!!」
って、口を閉じたまま
そこをピクピクさせてる
身体が勝手に反応しちゃうんだろうけど
口の中のそれをどうしていいのか
迷っているみたい
それでも構わずに続けていると
翔くんの動きも大きくなってきて
虚ろな瞳が妖しく変わり始めたのを見計らって
キスをした
閉じられたままの唇に
青臭い香りと
ラムの濃厚な香りが混ざって
なんとも言えない・・・厭らしい香り(笑)
そそられる・・・・すごく
「ねぇ・・・飲み込めないなら僕に返していいよ」
そう言って翔くんの口の端をペロリとなめてみた
眉間にしわを寄せた翔くんから
聞えたゴクリッと喉のなる音
「あっ・・・・・・」
同時に腕を捕まれ
最高に色気発つイケメンの雄が
俺の上で
ニヤリと笑った
この感じ・・・・ゾクゾクする
これだよ・・・この感じ
俺はずっと待っていたのかもしれない
翔くんが欲しい・・・
抱きしめたら
喉の渇きは潤うのかな?
抱きしめられたら
心の渇きは・・・・潤うのかな?
そんな俺の身体に
狂ったように貪りつく翔くん
そっと腕を回して
抱きしめてみた・・・・
一瞬動きが止まる
・・・・・・声を聞かせてあげる
満足させてくれるなら…いくらでも(笑)
翔くんは俺のモヒートだから・・・・・
夜は終わらない・・・・これからも
ずっと・・・・終わらせないから(笑)
クスッ・・・・
泉が枯れ果てるまで・・・・・・ね?(笑)