喉の渇きで夜中に目が覚めた
散々貪りつくしたあなたの身体が俺にまとわりつく
スースーと寝息を立て
幸せそうに口元が緩む・・・
幸せ?
本当に?
俺はあなたを幸せにしているの?
ただあなたが欲しくて偽りだらけの俺を
あなたは好きだといった
どこまで俺を見抜いてるかなんてそんな事
考えもしなかった
あなたは好きだといった
どこまで俺を見抜いてるかなんてそんな事
考えもしなかった
ただあなたに振り向いてもらえたら
それだけを願って形作られた俺は・・・・
それだけを願って形作られた俺は・・・・
あなたを幸せにしているの?
小さな声で寝言を言うあなた・・・
「・・・翔・・・・・」
その声を聴くたび闇の中に引き込まれていくんだ
本当の俺を知ってくれ!
そう叫びながら・・・・
あなたは俺が何をしても許してしまう
それがどんなに酷いことでも
それがどんなに酷いことでも
まさに天使のような心の持ち主
それに引き換え俺はどす黒い感情を抑えきれず
あなたに言い寄る男がいれば
隙があるあなたが悪いといって
・・・・・・あなたを抱く
俺を刻み付けたくて
二度と離れられないように
その羽をもぎ取るように
二度と離れられないように
その羽をもぎ取るように
いや・・・離れられないようにされたのは俺の方だ
あなたの身体から滲み出る甘い毒に侵され
いつしか抜け出せなくなって行った
あなたとの逢瀬は幾度となく続き
自分本位な俺を時に悲しそうな瞳で見つめる
だがその口元は薄らと笑みを含んでいた
それでもあなたを俺の腕に抱けば
潤んだ瞳で俺を誘い歓喜の声を上げ酔いしれる
幾度となく揺さぶり高められ
そのたびにその美しい声色で俺を煽るんだ
首筋に絡みつく指先に一瞬力が入り
俺の喉を締め付ける
このままあなたの手で・・・逝くのもいい
だが、次の瞬間あなたはその体をゆっくりくゆらせ
自己陶酔の世界へと落ちていく
俺を見ないあなただけの世界へ
腰に絡みつくあなたの下 肢
より深く俺を誘う
自己陶酔の世界へと落ちていく
俺を見ないあなただけの世界へ
腰に絡みつくあなたの下 肢
より深く俺を誘う
ゆらゆらと揺れ始めるあなた自身にそっと手を添えれば
開く口元から赤い舌 先が蠢きだす
開く口元から赤い舌 先が蠢きだす
律動に合わせてそれは唇を這 いずり始め
俺の唇へと辿りつく
俺の唇へと辿りつく
しっとりと吸いつくあなたの唇からはい出る舌は
俺を探し当てると狂ったように絡みつく
俺を探し当てると狂ったように絡みつく
挿 入に合わせるかのようにその舌 先で俺の口 腔を侵す
激しくなる動きにあなたの嬌嬉に酔いしれる声は
もはや言葉をなさず、ただ感じるままに
俺を最奥へと突き動かす
激しくなる動きにあなたの嬌嬉に酔いしれる声は
もはや言葉をなさず、ただ感じるままに
俺を最奥へと突き動かす
何度目かの挿 入であなたが果てた後
身体中を震わせその瞬間を待ち望む
その刹那、俺は我を忘れあなたに喰らいつく
唇を侵 し首筋を舐 めあげ鎖骨へ印をおとす
両の手の自由を奪 いあなたを喰いつくす
花飾りに歯を立てれば萎 えたあなたが
その首を再び持ち上げる
後宮に入れたままの俺はその質量を増し
あなたを揺 さぶり続ける
そのたびに甲高く喘 ぐさまは
・・・・・・・この世のものとは到底思えない妖艶さ
・・・・・天使の仮面をかぶる悪魔
あなたが喘 ぐたび締 め付けが強くなる
俺も限界へと近づき
最後の抜 き差しであなたと一緒に俺も果てる
息を荒げ白 濁にまみれたあなたの身体を
丁寧に舐 めあげる俺を見下ろすその眼差しに
身体中が支配される
俺も限界へと近づき
最後の抜 き差しであなたと一緒に俺も果てる
息を荒げ白 濁にまみれたあなたの身体を
丁寧に舐 めあげる俺を見下ろすその眼差しに
身体中が支配される
あなたは俺の頭を抱え自身に触れるよう促す
そのあなたを俺の口 腔に含めると
堅さを一気に増すあなた・・・
何度求めても止まないあなたからの
行為にいつしか俺は酔いしれていく
行為にいつしか俺は酔いしれていく
堕ちてきたのはあなた?
堕ちていったのは俺?
苦いあなたからの蜜は
俺の思考をも麻痺させる
俺の思考をも麻痺させる
あなたとならどこまでも堕ちよう
それがあなたの意志ならば
甘んじて受けよう
もうどこにも逃げ場はないのだから
それがあなたの意志ならば
甘んじて受けよう
もうどこにも逃げ場はないのだから
偽りの俺は偽りのあなたを愛して止まない
・・・・天使の仮面をかぶる悪魔
その眼差しは息をのむほどに
妖しく美しい
堕ちた天使・・・・
そうして今宵もあなたの隣で眠りにつく
喉の渇きは潤わないまま・・・・
喉の渇きは潤わないまま・・・・
遠くであなたの声がする
・・・・・・オレは幸せだよ
キミハ・・・オレノモノ
堕ちたのは・・・・・
俺・・・・・
