#deep affect(思慕)
また嘘の上塗りが始まる
だけど・・・そろそろ気づくころだね
元々お互いに求め合ったものが
同じなんだ
俺がいようがいまいが
そうなる運命・・・・・
でもね、そうすんなり
行かないのが
あなた達らしい
ずっと気づかなければいいのに
ずっと・・・・・・・
「夕べどこにいた?」
珍しい・・・・・
いつもは俺になんて興味ないくせに
あの人の事となると
些細な変化でも気づく・・・
しかもほんの少しの変化なのに
それを見過ごさない・・・・
俺の身体で会話を愉しんでる
まぁ・・・・それもいいけど
あの人に関わることができるのなら
それでも十分魅力的な位置だから
「夕べは・・・・真っ直ぐに帰りましたよ」
「・・・・・真っ直ぐね、で、誰の家?」
「・・・・・・・わたしが、私らしくなれる場所です」
「・・・・・・俺の前ではそうでなかったということか」
「ふっ、何をいまさら言うんです?とっくに気づいているのかと
思っていましたけど?・・・・・」
「あぁ、そうだな きっと気づいていたんだろうな」
それ以上の言葉は出てこなかった
遠くを見つめたまま・・・そうやって
心をあの人に飛ばすんだ
あなたに抱かれない俺は
あの人にとって何の価値もない
今夜は・・・・会に行けない
それも、仕方ない・・・か
「そんな気分じゃなさそうですね・・・帰ります」
気怠さと虚しさは・・・・
よく似ている
何も言わないあなたの前で
一瞬立ち止まる
「・・・・・・生きていて、愉しいです?」
そう言葉をかけずにはいられなかった
目が・・・・・死んでるんだよね
あの人が愛してやまない
その瞳が曇ってて・・・・
見なくてもいいものしか映さない
なんで・・・・俺じゃないんだろう?
想いが溢れていく・・・・・
これがなんなのか教えてよ
ねぇ・・・・・・・・
誰か教えてくれよ・・・・・