眠ってたはずなのに
空気が変わった途端意識がゆっくり覚醒していく
微睡みながら翔くんの気配を探していた
・・・・・・・・・・・・・。
おい、・・・・・・
予測不可能なことするなって、、、
これじゃ、俺の考えていた選択には無いことで
どうしたら・・・・いいんだよ!!
起きるタイミングが全く分からね~、、、、、
息を殺して翔くんの気配だけを
感じていた・・・・・
不思議なもんで
その場の空気が翔くんを受け入れてる
無断で上がり込まれたって
全然嫌じゃ・・・・ない
むしろ・・・・・和む
抱えてきた想いは自分が思うより
遥かにデカすぎてどうしていいのか正直
わからなくなっていた
傍に来なくなった翔くんに
寂しさを感じたけれど・・・・・俺から
距離を縮めることはしなかった
それが何を意味するものか感覚で
分かっていたのかもしれない
誤魔化し続けるにも・・・・限界があることに
気づいたから
勢いでつき進んでいたらきっと
今の俺たちではいられなかっただろう
離れる時間が必要だったのかもしれない
そう思えば・・・・・
今まで悩んで過ごしてきた時間が
バカらしくて・・・・・・
一切の柵を取っ払って丸裸になってみるのも
いいのかもしれない
翔くん・・・・・・
なんの相談かわかんないけど
そんな話聞く余裕・・・・・・もう、ないから
翔くんの大好きなチミツ?な計算ってやつっだったとしても
その通りにしてやる
声をかるわけでもない・・・・・
傍にいるだけでもない・・・・
いきなり触れてくるって・・・・・
反則だろ?
だから・・・・・・俺も予想外の事を
するから・・・・・
俺ね時々
翔くんの考えてることわかるの
今・・・・・そんな気がしてる(笑)
遠慮がちに俺に触れてくるその感触が
たまらなく心地いい
もっと・・・・・欲しくなっちゃったじゃん
今まで、抑えていたぶん弾けたら止まんないよ?
拒まれても構わない
そこまで嫌われてるとは思えないから・・・・・・・・
ゆっくり目を開けると
目の前にクリクリの瞳が映る
じっと見つめる先に今にも泣きだしそうな
昔のままの翔くんが縋るような瞳で俺を見据えていた

