君の夢をみていた

朗らかに微笑む君の横顔を見つめている僕
その視線の先には緻密な人生設計があって
その目標に向かって一生懸命に突き進む君を
僕は少し離れた場所から見つめているんだ
声をかけることもできないで
ただ・・・嬉しそうな横顔を見ている
ころころ変わる表情が好きで
時々覗くやんちゃな君が大好きで
できることなら・・・このまま君のそばで
ずっと見届けたいと思っていた

いつのころからか君は僕から離れて
一人の時間を大切にするようになっていった
もともと一人は嫌いじゃなかったけれど
君と過ごす時間がことのほか楽しかったのだろう
すこし・・・独りの時間を持て余している
もう少しだけ・・・・・
僕に夢を見せてはくれないだろうか
君の隣で同じ方向を見ている
儚い夢を・・・

