「智くん、帰るよ~」
「う、うん!」
松潤との一件がっあてからというもの
常に俺のそばを離れない翔くん・・・・・
お互いにモヤッっとしていた思いを
松潤の行動によって明確化され
恥ずかしそうに俺を見ていた大きな瞳は
意図をもって俺を見つめるようになっていた
あまりの目力に・・・・俺のほうが恥ずかしくなるくらい
結局、松潤がどっちを好きだったかなんて
今となっては確かめるすべもない
その必要も・・・・なくなったらしいから(笑)
俺が主導権をにぎっていたはずのチュウの催促は
いつの間にか・・・・催促することもなく
自然と回数が増えていく
どちらかといえば・・・・幾分俺の方が部が悪い
なんでだかわからないけれど、今までと違って
翔くんに照れる素振りが見当たらない
しかも、下手すりゃ人がいようがおかまいなし!
さすがにそれは勘弁してもらった・・・・
いつものカフェで肩を並べて座る
少し動くだけでトンと翔くんに触れる距離感が嬉しい
恥ずかしいって・・・・思わないんだよね
逆にもっとって・・・・・
チュウだけじゃ物足りないと
思うことが多くなってきた・・・・・
気づくと翔くんの首筋とか・・・・胸元とか
脇の下とか・・・・・それから
いい感じでカーブする尻・・・・・
触り心地の良さそうな・・・・肌
夏が終わってよかったよ
薄着のままじゃ目のやり場に困る
だけど・・・・
いつか・・・・そんな日は来るのかな?
それだけは俺が決めたい!!!
絶対に!
君と出逢った場所で
君を待つ幸せは
誰にもわからないだろうなぁ~
カンチガイから始まった君の恋は
何色だった?
俺はね・・・・・・
金色!!!
fin



