見合ったまま、動かない俺ら


さすがの翔くんも・・・・


動けないか(嬉)




「・・・・・・・・・・・・・。」




「・・・・・・・・・ふふっ、(笑)」





(先手、必勝!!)









翔くんの腕を取って

通りかかったタクシーに乗り込んだ



場所を告げると

今まで以上に

目をクリクリして驚いている翔くん




「・・・・お、大野くん・・・あの、・・・」




「あっ、ラーメン・・・・食いたかったんだっけ??」



そう言うと・・・



首を横にぶるんぶるん振る翔くんが




か、可愛いくて・・・・・



俺の顔面は崩壊した(笑)












しらばっくれて・・・・


そっと翔くんの手に触れてみた


さりげなく・・・・


でも、意図的に(笑)




ピクリと動く指先・・・・


それと同時に跳ね上がる鼓動





きっと翔くんに聞こえるくらい


ドキドキが大きくなってる


そして


大胆になっている自分がいて

そんな俺の行動に


着いてこられない翔くんがいて


少しだけ優位になれた気がしていた




少しだけ・・・・・






・・・・・・・この後は、どうすんだ?


俺???



ふと、我に帰って


事の重大さに・・・・・


気づいた




今にも破裂しそうな心臓の音だけが


自分の耳の中で拍動を打ち続けていた・・・・・















やばい・・・かも



※画像は削除してあります