待ち合わせ場所に・・・・・
早く着いちゃった俺は、翔くんの姿を探しながら
今までのことを思い返していた
翔くんに嫌われてはいない
ただ・・・・俺と同じ類で翔くんが
見てくれているとは限らない
限らないけど・・・・
限りなくそれに近いと思っていた
じゃなきゃ、今までの俺って・・・・・
残念な人になるじゃん
お子様だって思っていたら
ドキッとするほど男っぽくなって
目が離せなくなっていた
可愛い後輩が・・・・・
かっこいい男になって
俺の視界に飛び込んできた
自覚するまで待つ気でいた
だけど・・・・
鈍感なんだよね、笑っちゃうくらい
半分諦めかけていたころ・・・・・
目つきが変わった
うれしいくらい・・・・
熱い目をしていたから
心が決まったんだ俺・・・・
勘違いでもいいさ、そこから始まるものも
あるかもしれないじゃん??
そうこうしていると
息を切らせて翔くんが走ってくるのが見えた
急に・・・心臓が騒ぎ出す
「ごめん、さ、・・・大野くん、待たせちゃって!!」
「・・・・いや、俺も今きたとこ!」
翔くんの息が整うまで待っていると
「っ、ラーメン、食べいかない?」
・・・・・・またしても、先に言われてしまった
だから、俺が誘いたいんだって!!
翔くん・・・・・
「ラーメンかぁ~・・・・その後はどうすんの?」
「えっ?・・・・へっ?・・・」
「ラーメン食いに俺を誘っただけ?」
とたんに真っ赤になる翔くんの顔を見たら
なんだか・・・俺まで恥ずかしくなって
自分で言っておきながら
馬鹿だ、(笑)
ドキドキが・・・止まらない!
※画像は削除しています